1.《ネタバレ》 せっかく観た映画なのでレビューしてしまいますが、自分のタイプではなかったです。
他の映画のレビューでも書きましたが、大胆で大袈裟が過ぎるというか、わざとらしいくらいにド派手に演出されたミュージカルシーンがとにかく生理的に受け付ける事が出来ないのです。
極めつけと言っていいと思いますが、ラストの「コンチネンタル」もどんだけ裏でスタンバってたんだ?というくらいに大挙で踊りが繰り広げられていたりしますし、カメラワーク的にも前もって構えて待っているような撮り方が随所に見られ、「藁の中の針~」や「レッツノックザニーズ」の時点で既に必要以上に計算されすぎた演出が多く、鼻につく場面が本当に多く見られたのがダメでした。
ストーリー的にも、アステアが偶然同じ合言葉を言って思わぬ展開に発展してしまうんだろうなというのも予測できてしまいますし、それまでずっとアステアを避けていたロジャースが突然彼を受け入れてダンスを始めてしまうのも、面白いストーリーを作るためのご都合主義的な流れのように感じてしまいます。
自分にとっては、サンドリッチ映画にアステアが出ていたら要注意ですね(というか、そろそろアステアのダンスも見飽きてしまっている)。
平均点下げてしまいますが、あくまで好みの問題なのでどうかご容赦を。