4.《ネタバレ》 1942年制作ということで、何かと興味深い内容でありました。
夫人たちはなかなかいい暮らしをしているので、ひもじさみたいなものは微塵も感じません。
それどころか、夫人のショットはどれも女優を撮った時のキラキラした美しいショットにするものだから尚のことです。
地下室に逃げ込んでも、夫人は編み物、旦那はティータイムをしているのがかなり印象的。
さすかにその後爆撃がきつくなると一家で不安げにしてはいましたが。
戦時中ですが薔薇の品評会なんてのもしているし、こういうご時世でも風流な暮らしはやめないぞみたいな、
そういう意気地みたいなものなんでしょうか。
ドイツのパイロットのシーンはどきっとしましたが、彼は突然気絶するという謎の展開。
流石に終盤は戦争の悲劇らしい悲劇を謳いあげてましたが、牧師さんの演説はやはり1942年というだけありますね。