3.《ネタバレ》 サスペンスとして、成り上がり系の人間ドラマとして、オチを見るまでは傑作だと思っていたのですが、ラストのオチに理解を示すことができませんでした。
一種のどんでん返し?になるのかどうかわかりませんが、奇をてらうオチにも最低限の整合性が欲しいところです。ガイ(フランク・ホエーリー)がバディ(ケヴィン・スペイシー)を撃たなかった結果、あのようなラストを迎えたのは結果論であって、本来であればその選択にガイの利益につながるポイントはないはずです。ガイの選択は予想外というより起こりえないことであって、不自然すぎるその選択は理解不能です。もちろん、その選択をする可能性が示唆される動機や伏線があれば別ですが。もしあったとすれば僕が気付かなかっただけですので、このレビュー自体が的外れも良いところですね(笑)
どちらにしろ、僕にはこの結果は納得できないものでした。
ですが、映画は、はっきり言って面白いです。でもガイが頑張る姿と、ガイとバディの主従関係があまりに良すぎたので、下積みから成り上がっていくサクセスストーリーにしてくれちゃったほうが面白かったんじゃないでしょうか。まあ、結果サクセスものになってしまっているんですかね。