9.1作目を中々通して観る機会に恵まれないまま、本作のTV放映があって先に観てしまったのは、中学生になった頃だったと思う。まあ何しろ有名な映画だったので、1作目の内容は大体知っていたけどね。
実を言うとダミアンが美少年だったのでかなり熱心に観た(笑。まあ、もうちょい痩せてた方がよかったんだが)。もちろんホラーも期待してたので、池のシーンやエレベーターできっちり怖がらせてもらったが、それよりダミアン中心に観ていたので、頭に666を見つけて「何で僕が~」と叫ぶシーンにああダミアン!辛くてもそれがあなたの運命なの!と感情移入(笑)。・・・なのにこの、“自分が何者かを知っての苦悶”は実に短く、あっさりその事実を受け入れてしまったので拍子抜け。せっかく美少年を使ってるんだから、その煩悶し、苦しむ様をもっと描かないとさあ。それでこそ、その後にそれを受容し、「悪魔の申し子」として目覚める展開が映えるというものだ。そこが不満な私でした。
まあ、随分昔に見たにもかかわらず、こうしてかなり細かいところまで覚えているのだから、割に面白い映画といえるでしょう。(ダミアンに惚れた?せいもあるだろうが・・・)ところで、その美少年俳優は消えてしまったようだが、今頃どうしているんだろうなあ。