1.作品が香港からスタートすることもあり、香港のB級コメディか?と思うような始まりからラストまで、小休止の間も無く怒涛のように展開を変えながら登場人物がひたすらしゃべり続け揉め続ける、ギャグ満載のハイテンション・フレンチ・ドタバタコメディです。
ハイテンションが空回り気味のシーンもあるのですが、全体的には笑わせてもらいました。ホントに休む間もなく、という感じですので鑑賞後は軽い内容と尺の割には結構グッタリです。
まだ若く勢いがあるこの頃のドパルデューのコメディは面白い映画が多いです。本作のようなコメディにしても、シリアスなドラマにしても、役者としてのプロ意識を感じるドパルデューですが、エンドロールに挿入されるNGシーン集が面白い。台詞をミスして照れくさそうに笑う素のドパルデュー。映画の中ではあまり見せないような表情を見せてくれるドパルデューが可笑しかったです。