太陽(2005)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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太陽(2005)

[タイヨウ]
The Sun
(Solntse)
2005年スイス上映時間:110分
平均点:6.74 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-08-05)
ドラマ戦争もの歴史もの
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監督アレクサンドル・ソクーロフ
キャストイッセー尾形(男優)昭和天皇
佐野史郎(男優)侍従長
桃井かおり(女優)皇后
六平直政(男優)阿南惟幾陸軍大臣
品川徹(男優)迫水久常書記官長
西沢利明(男優)米内光政海軍大臣
灰地順(男優)安倍源基内務大臣
田村泰二郎(男優)研究所長
配給スローラーナー
あらすじ
昭和20年8月。地下シェルターと焼け残った研究所を行き来し、息の詰まるような日々を送る昭和天皇。既に後がない戦況の中で、彼は本土決戦よりも国民の平和を選び、自らの判断において占領軍司令官マッカーサーと向き合い、そして国民に対し自分は現人神ではなく一人の人間であると宣言する。終戦前後の絶望的状況の中で、孤独と苦悩に耐え忍ぶ昭和天皇をアレクサンドル・ソクーロフ監督が独特の映像美をもって描く。
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4.イッセー尾形って、特定の人物の物まねをやるのではなく、あるタイプについて人々が抱いている典型を、ひたすら外面の模倣だけで内面をも感じさせるまでに持っていく人。今回はヒロヒトという特定の人物が課題、外面の模倣はさすがだが、はてそれで内面はどうなったか。興味深かったのはそのヒロヒト自身が、映画の中でチャーリー・チャップリンに似てると言われたことだ。マッカーサーの部屋で一人きりになると、チャーリーのようにふらふらと室内を踊りだしてしまう。人と対面することが仕事の天皇がふと誰の視線もない場所に立った時、似ていると言われた他人を模倣することで内面を埋めようとしているような、そうすることで映画の中のヒロヒトがイッセー尾形を模倣し、内面の空虚をお互いに埋めあっているような、奇妙な倒錯が一瞬感じられた。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-07 10:37:51)
3.流用するようで申し訳ないのですが、確かにイッセー尾形の芝居の面白さだけが突出しているようにも思える。テーマよりも映像美と配役とテンポの静かさに目がいってしまい、少し希薄な印象。伝統や権威の傀儡が引き起こす悲喜交々にも感情移入できないままでした。ラストシーンはカナリ切れ味がよく、明確。
aksweetさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-30 23:31:58)
2.《ネタバレ》 あんまり史実がどうとか実際の人間像はどうとかっていうのは深読みせずに、「昭和天皇をモチーフにしたイッセー尾形の芝居劇」と見ていればよろしいかと思います。その演技の仕草一つ一つ、あるいはカメラアングルのやらしさが逐一失笑してしまうんですが、なぜかだんだんとイッセー尾形扮する昭和天皇が愛おしく見えてきます。外の凄まじい東京の状況と待避壕&研究所の対比とか、現人神と人間の対比とか、そういうのは面白いんですけど、そもそもそれって昭和天皇という立場上最初からある面白さであって、この監督さんの物静かなタッチがその面白さをどれほど引き出せたのかはなんとも言えないところですね。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-08 01:04:15)
1.《ネタバレ》 日本でもアメリカでも作れなかった映画。ロシアだからこそこんな映画が作られたのでしょう。おそろしく淡々とした展開なのにくわえ、終戦や人間宣言の具体的な場面を描かないので、劇中の昭和天皇の発言並みにこの映画の真意が判りにくいのですが、最後のシーンで、神格化されたほんとは普通のおじさんだったかもしれない男性の苦悩とを描くことが目的であった事が鮮明となります。人間であることを宣言して得た救いと、その人間宣言がもたらした代償。世界の人々に昭和天皇についての理解を深めてもらうには良いきっかけになるかもしれません。が、日本人にとって、この映画の評価はとても難しいのではないでしょうか。おまけに、イッセー緒方の演技は昭和天皇を良く再現しているのですが、どこか笑いものにしているのではないかとも思え、見る人の立場・考え方でかなり点数は変化しそうです。それほど面白いというわけではないものの、一度は見ておいて悪くはないかなということで6点です。
はやぶささん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-16 23:01:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.74点
000.00%
100.00%
225.88%
325.88%
425.88%
512.94%
6411.76%
7926.47%
8720.59%
9720.59%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.25点 Review4人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
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