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絶対の愛

[ゼッタイノアイ]
Time
(시간/Shi gan)
2006年上映時間:98分
平均点:6.86 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-03-10)
ドラマラブストーリーロマンス
新規登録(2007-03-26)【ただすけ】さん
タイトル情報更新(2017-09-06)【+】さん
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監督キム・ギドク〔1960年生〕
キャストソン・ヒョナ(女優)スェヒ
ハ・ジョンウ(男優)ジウ
杉野希妃(女優)ウェイトレス1
脚本キム・ギドク〔1960年生〕
製作キム・ギドク〔1960年生〕
ハピネット・ピクチャーズ(共同製作)
製作総指揮鈴木径男
配給ハピネット・ピクチャーズ
編集キム・ギドク〔1960年生〕
字幕翻訳根本理恵
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4.《ネタバレ》  整形社会を題材に愛を描く。かたや女。自分を愛してくれる男の愛を疑う。自分のへの愛の揺らぎを自分の容姿に対する飽きだと考える。かたや男。付き合って2年の女を愛してはいるものの、女の自分に対する愛への心配に多少の嫌気を感じる。
女は自分自身を作り変え、男の愛を確認しようとする…。

 こんな映画が撮れるなんて…。脱帽。間違いなくかなりの低予算。しかし力のある監督がいればここまで持ってくることができるんだなと。一歩間違えればかなりのキワモノホラー&サスペンス映画だが、狂おしいまでのラブストーリーに仕上がっている。キムギドクに本当の意味での愛がわかっているのかどうかは定かではなかったのだが、主演2人の愛の心模様がとてもよく伝わってきた。ギドクの愛、あなどれじ。主演、イカれた2人に違いないが互いに本当に必要としているというこんな形の描写はもう他の監督には撮れない。

 ただ絶対の愛という邦題には残念。原題の通り「TIME」でいいのでは。主題は男女の愛だととらえたのだろうが、本作では、「時間の経過における愛」というのが正しい主題だと考えると…。あと絶対的な愛は、悪い男やうつせみで十分に味わった。原題に込めたギドク監督の思いは悪い男やうつせみに託した愛ではないだろうに、その心意気を無にする邦題にしてはと…。
JFさん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-07 00:48:39)
3.《ネタバレ》 恋愛倦怠期にさしかかった恋人同士、ジウとセヒの物語。セヒは、恋人のつれない態度に疑心暗鬼となり、彼が自分に飽きてしまったのではないかと深く憂慮し、起死回生の策として、何も告げずに行方をくらまし、顔を整形手術し、別人スェヒとして恋人の前に姿を現した。スェヒの期待した通りに事は進んで二人は恋人関係になるが、ジウがまだセヒを愛していることが発覚し、過去の自分に嫉妬した彼女は、自分はセヒだと正体を告げる。驚愕したジウは惑乱し、錯綜の果てに、自分も整形して別人になろうと失踪する。ジウを一心不乱に探すスェヒだが、ジウの姿は見え隠れするものの、本人には出会えない。そんな中、ジウらしき男が交通事故に遭って死亡する。錯乱状態に陥ったスェヒは、整形外科医の勧めで、再度整形手術を受けて別人になろうとする。
原題は「TIME」。どんなに深く愛し合った恋人同士でも、時の経過と共に恋の新鮮さは減じてゆくが、それを潔しよしとせず、別人になることで愛情を取り戻そうという話。現実には元恋人であれば、いくら顔を変えても、声や口調が同じならすぐに本人とばれてしまう。特に房事での艶声は変えられないだろう。映画では、掌を合せることで相手を確認しようとしているが、まどろこしい。ちょうど小道具に使えそうな掌の彫刻があったから、思いついた発想だろう。掌は温みがあり、恋人の暗喩として最適である。その掌の彫刻が、満ち潮で海に半ば浸かっている景色で、恋の終わりをを表現している。対照的に、セヒが過去の自分と別れを決意する場面では、自分の写真を足で踏みつける。大木をジウとスェヒが蹴りつける場面が二度出て来るが、大木は年輪を重ねることから時間の象徴であり、二人が時間を憾む気持ちを表現している。小道具の使いかたは巧みで、映像表現技法の冴えはみられるものの、あまりにも現実離れした話なので、心は動かない。こういった内容の話であれば、時代を未来にし、整形して超絶美人に変貌するような設定にすれば良い。それなら誰もが納得し、興味が湧くだろう。物語は冒頭と最後がつながる円環構造となっているが、意味がない。ちょっとした仕掛けで観客を煙に巻こうとしただけかもしれない。時間が円環することと、作品の主題とが結びつかないからだ。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-29 20:18:41)(良:1票)
2.《ネタバレ》 てっきりラブストーリーと思って見始めたので驚いた。
個人的にはホラーに近い印象。
グロテスクな描写もあるし、精神的にも怖いものがあった。
韓国ではよく居る女というあるあるネタなのか、流石にこんな女は居ないというファンタジーなのかはよくわからないけど、頭がおかしいのは間違いない。
形成外科に行く前に精神科に行くべきではある。
ストーリーは斬新だし、演出もインパクトがある。
ラストも真相を有耶無耶にして謎を残す形にしたのは正解だと思う。
でも、主人公の男が好感の持てる人物かというとそうでもなくて、同情の余地はなさそうに思えた。
せめて主人公を好感度の高い人物にしておいてくれたら、終盤の選択がより際立ったような気がするし、狂うほど惚れてしまう説得力も増したと思う。
他にも脇役で登場する人物が総じて頭おかしいような気がして、どこに共感したらいいのかよくわからなかった。
例えるなら、ゾンビしか出て来ないゾンビ映画といった感じで、1人くらいは人間にしておかないとコントラストが失われてしまう。
唯一、カフェの女主人の寛容さにだけは感心させられましたけどね。
あれだけ無茶苦茶されたら流石に入店禁止にしてもいいと思うよ。
あと、どうでもいいことだけど、カラフルなキーボードがオシャレで欲しくなった。
もとやさん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-04 17:55:54)
1.整形もここまで行くと、人格まで変えてしまうのかもしれないですね。
Yoshiさん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-23 10:15:11)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.86点
000.00%
100.00%
200.00%
317.14%
400.00%
517.14%
6428.57%
7428.57%
817.14%
9214.29%
1017.14%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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