21.とかげのおっさんと同じシリーズで、ちょっとずつ見たらもっと面白いかも。 ぜひ、というセリフがこんなかでは一番おもしろかった。 ぜひって! 【Skycrawler】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-07 21:25:47) (笑:1票) |
20.驚いた。出来るだけ前知識を得ないようにしていても強引に入ってくる情報から奇抜さだけが取り得の作品という印象を持っていたのだが、奇抜どころかオーソドックスと言ってもいいほどに実に手堅い演出が目白押し。インタビューの会話と差し込まれる画によって徐々に正体を露にしてゆく展開の巧さといい、「スポンサー広告は腰は絶対ダメ」の次のカットは当然腰に広告出してる、あるいは匂ウノ獣の「誘いに乗らない」から一転というお約束古典ギャグの抜群の間の取り方というか間の無さは絶妙だ。インタビュー中に子供の話題が出たときにフッと子供の靴の画を挿入させるところなんて丁寧だなあ、しっかり作ってるなあとひたすら感心。4代目の新聞の見出しを利用したボケとツッコミも巧い。さて問題はラスト数分なのだが、ここははっきり言って映画じゃない。映画じゃないんだけど一番面白いから厄介だ。おそらく松本監督本人もここは大爆笑のシーンのような気がする。テレビでお馴染みの爆笑する松本人志が想像できて実に楽しい。マジメに映画かと思いきやラストでテレビのお笑いにしちゃうあたりを曲者と見るか曲者と見られるための演出と見るか。どっちにしても(映画じゃなくてもってことも含めて)、それでも怒りを覚えずに許せちゃうのは単純にオモロイからであって、そう考えるとオモロイってのは最強だなと。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-24 13:54:04) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 同じくお笑い出身の北野武も自身が主演する場合が多いが、あちらがあからさまにナルシスティックなかっこいいキャラクターであるのに対し、松本人志は徹底的に情けないオッサンであるというのが面白い。なんだあの変な長髪は。 エッセイを読んでも感じたけれど、やっぱこの人相当孤独感が強いんだな、寂しいんだろうなと思う。みんなから蔑まれつつも「大日本人なんだよっ」と強がる姿は、天才を自負しつつ(いや、実際そうだと思いますが)大衆からはとやかく言われてしまう自身と重なって見える。シャイで悪ぶってるから、こんな形でしか孤独を表現できない。というより、苦悩すらも笑いにせずにはいられないという、松本人志の業なのだろう。 公開当時の舞台挨拶で、松本は「今の日本、そして自分もがんばれと常々思っていますよ」と発言していた。それを聞いたときはなに言ってんだろと思ったが、映画を観て納得。日本人を風刺しつつ、自分自身も風刺している。 あと、これは考えついた自分でもアホらしいとは思うんだけどせっかくだから言わせてもらうと、『大日本人』と『松本人志』、共通する字を抜き出すと、『本人』ですよね。この映画は監督『本人』の話なんですよ、とそういうメッセージが読め――ああ、書いてて変な汗出てきたからやめます。まあそれはともかく。 終始かみ合うことのないインタビュー、そして飲み屋でいい気分になっている場面の物悲しさといったらなかった。大佐藤は見るからに滑稽で笑いを誘う主人公だが、その一方で、これ以上ないほど壮絶な孤独を抱えている。この映画はドキュメンタリー風のフィクションに見えるが、その実真逆で、フィクションを通して語られたドキュメンタリーなんじゃないだろうか。 ただ、高得点はつけられないというのが正直な感想。別にコントのエッセンスを映画の枠組みに持ち込むのは構わないが、コントの枠組みで映画を撮ってしまったせいで、単に安っぽさともの珍しさが際立つ結果になっている。序盤までは普通に上手かったと思う。いかにも映画的な長回しをさらりと使いこなしていたし、原付バイクのシーンで主人公を取り巻く状況が徐々にわかっていく演出は素晴らしかった。しかし中盤以降急速に半端が目立つようになり、最後はさすがに、やっちゃった感が否めない。 次作は挽回してくれるものと期待しております。 【no one】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-16 01:21:39) (良:2票) |
18.《ネタバレ》 獣の造形がよかった。だが大日本人の造形はいまいち。もっと切なくてもいい。 |
17.《ネタバレ》 良くも悪くも予想通り。お笑い芸人としてコント職人として最後の気ぐるみは必要であったのでしょう。世間から批判されるのも承知の上でしょう。というより、「素人に分かってたまるか」って意気込みなのかもしれない。映画ではなく長い長いコントです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-10-09 01:10:43) |
16.《ネタバレ》 鑑賞前に自分が想像していた内容と違い、結構衝撃を受けました。冒頭のインタビューシーン、イントネーション、変身シーンや新聞の「大日」の見出しなど結構ツボにはまる所もありました。「大日本人だよ!」と言い放つシーンが一番好きです。ただラストがどうかと…もっと別の終わり方は無かったのだろうか? 【N.Y.L.L】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-03 17:23:22) |
15.松っちゃんのコントのテンポは分かってるんで、インタビュー部分でイライラするようなこともなく、まぁ普通に楽しめた。板尾との掛け合いのところで「こういう掛け合い好きねぇ」と思いつつ、一番笑えた。/ラストは現在のアメリカと日本の関係を皮肉ってるようだけど、「え?そんな展開…?」と少々おいてけぼりを食ってしまいますかね。自分はここでちょっとトーンダウンしてしまった。/まぁ肩肘張らずに観たらいいんじゃない? |
14.松本人志の大ファンというわけではないが、この映画は素直に楽しめた。ニヤニヤ笑いながら最後まで見ることができた。映画としての完成度はいまひとつかもしれないけど、やりたいことはよく伝わってきた。このセンスは意外とヨーロッパ人なんか好きなんじゃないだろうか。 あと、一般人を含め各々のインタビューの演技の自然さは特筆すべきだと思う。(ただ、松本人志の、関西弁のイントネーションなのに標準語というのはどうなんでしょう。狙いなんでしょうか) VFXも、今の日本の基準からすると意外なぐらいにがんばっていた。 【とと】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-25 01:41:43) |
13.《ネタバレ》 もっとこてこてコントかと思っていたが、意外にもしっかりとしたテーマ(?)があり、深いなと思ったのは少数派なのか。大佐藤はかつての松ちゃんが作り出した数々のキャラクター(浴衣兄弟、ガララニョロロ、ボブ、乳くりマンボ、ラブラブファイアーのメグッペ…)達と同じ、一キャラクターと思って見れば入りやすい。インタビューに一つ一つ丁寧に答える姿から大佐藤の人となりが滲み出し、大日本人という存在が徐々に表れてくる。大日本人稼業を引き継いだ六代目大佐藤。跡継ぎにしてサラリーマンであるヒーローは、大好きな祖父であり四代目大日本人の介護をしながら細々と暮らし、地球を守っている。防衛庁から携帯で呼び出され、時にはスクーターで、時には新幹線で現場に向かう。その職業から家族には気持ち悪いと逃げられ、国民には騒音や暴力行為を理由に忌み嫌われている。スポンサーや視聴率などのしがらみ、後継者問題、廃れ行くヒーロー稼業。なんてリアルでなんて等身大なヒーローだろう。確かに高層ビルの真ん中で度々怪獣(獣)と戦い、どこぞの惑星に帰るでもなく地球に暮らすヒーローはこんな様子かもしれない。迷惑だけど本人もさぞや辛いだろう。老いもすれば鬱にもなるだろう。それでも尚、防衛庁は容赦なく彼をかき立てるだろう。ちょっと真面目に考えさせられていたら、いきなり「実写」になり、松ちゃんらしいなとまた嬉しくなった。でもクローバーフィールドに6点を入れた手前、同じくこの点でご勘弁を。 【ちゃか】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-08 18:15:28) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 ダウンタウンの笑いが好きじゃない人にはキツイでしょうね。映画と言うよりコントのスペシャル版です。でも一応映画だから「ごっつええ感じ」のような笑いは入れられないし・・・これと言って笑うシーンもあまりないんだけど、ヒーローの日常を淡々と物悲しく描くセンスはやはり面白い。爆笑はないけれどニヤリと笑えるつくりです。んでラストは完全に「ごっつええ感じ」のノリになりましたね~ちょっと懐かしさを覚えました。 【レッドホーク】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-21 23:15:30) |
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11.《ネタバレ》 端的に言うとこの映画は、松本信者のための「ビジュアルバム&ごっつええ感じ!2時間拡大スペシャル!」です。よって、「いかにも松本らしいけど、新しさはないよね」という仕上がりです。 それはなぜか。そもそも、「大きい/小さいおっさん」「戦うおっさん」「哀愁漂うおっさん」「戸惑うおっさん」などというのは、彼定番のキャラクターです。おそらくおっさんを扱えば彼の右に出る者はいないでしょう。信者にとってはそれくらい安心感がある一方、どうしても既視感は否めません。どうせなら他のキャラクターを拝みたかったところ。「斬新」とされているドキュメンタリーテイストの展開も、自身が作った「モーニングビッグ対談」にインスパイアされているに過ぎず、新しさを感じるには至りません。実写に切り替えた意図も新しさどころかおそらくほとんどの人が必然性を感じないでしょうし、その後のコントは「ごっつええ感じ」そのものです。 要するに、彼が過去にやっていたことと同じベクトル上で尺を伸ばしてお金をかけて作品として世に送り出したに過ぎず、結果、そのベクトル上での驚きや笑いしか生みだせていません。「松本」ブランドは人気があるのでお金を出して観る人は多いと思いますが、「松っちゃんらしくて面白かった」という感想はあっても「松っちゃんらしさをうまく昇華させて、いままで見たことのないおもしろさがあった」という感想は聞かれないでしょう。 カンヌまで使って宣伝して、本人も「これはおもろいぞー」と公言していれば、「松っちゃんがどんな(いままで見たことのない)おもしろいものを作ったのだろう」とハードルが上がってしまうのは自然の摂理です。しかしそのハードルを超えることができなかった残念感は、無意識のうちにイコール「うーんいまいちだった・・・」に直結します。彼の映像作品をほとんどすべて消化し「松本人志の放送室」を毎週聞いているような人間にとっては、新作を映画館で見る楽しさはあっても新しさがないので結局は消化する楽しみしか味わえません。それならテレビの早朝や深夜でこっそり放送したほうが伝説的な作品になったと思います。映画としては身の丈の合ってない作品です。 それでもいつかきっとやってくれると信じて次回作を心待ちにしてます。信者ですからね。なんやかんやでこれ、2回見ましたし。 【708】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-11-14 17:39:51) (良:1票) |
10.アリかナシかと問われるなら、アリだと思います。が、人によって好き嫌いは分かれるでしょうね。ドキュメンタリーっぽく話が進むのですが、松本人志の標準語の喋りは関西人からしても違和感アリアリで駄目でした。いっそ監督に徹して違う役者に演じさせればどんな映画になっていたでしょうか?期待と妄想が広がります。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-08-26 01:58:45) |
9.《ネタバレ》 ドキュメンタリータッチで展開する物語は悪くないし、設定から何から裏読みするとキリが無さそうですがセンスも良いと思います。まんまプロレスラーに通ずる大日本人は悲哀がにじみ出てましたねぇ。最後の実写パート、まとめ損なって逃げたように見えましたがどんな意味があるんだろ?松本に聞いてみたい。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-26 00:36:05) |
8.板尾創路が登場したところ。ここで映画のテンションというか、バランスが変わった。変わったのか、崩れたのかはわからないけど。 例えるなら、前半がドラマで後半がコント、みたいな。 僕にはその流れが理解できなかった。終盤に「そこは笑いに変えられんやろー」と感じてしまった。それは、終劇に観客がどよめいたくらいなので 【ようすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-23 23:12:51) |
7.《ネタバレ》 いろんな評価を頭に入れて映画館に挑みに行ったという感じです。金返せという評価もあるのであえてレディースデーに。私は・・・え?もう終わったの?という感じでした。それは充実していたようなもうひとつ盛り上がりがなかったのか未だにはっきりしませんが。でも泣いたり感動したりする映画ではないのは初めからわかっているのですから何か物悲しいそしてくだらない松本ワールドは堪能できました。 【ぼちぼちさん】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-22 01:11:27) |
6.松っちゃんの笑いが好きなら、たぶん大丈夫。こんな映画はじめて観た、っていうかこれ「映画」って言っていいのかなあ。。。私は全然笑えたので満足。 【えいざっく】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-17 19:14:51) |
5.邪道だけど、歴史的なコント映画。この作品をカンヌに持って行った松本監督の「笑い」に対する自信は、いろんな意味ですごい(苦笑)。まっちゃんファンだから、何だかんだで次回作も劇場で観てしまうんだろうな。 【Keicy】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-10 23:52:55) |
4.《ネタバレ》 そんなに面白くなかったです(笑えなかったので)。が、なんとなく監督の思うとところは伝わってくるような。そんな感じ。大日本人とか大佐藤とか監督の「日本人観」なのかなと。「佐藤」って日本人の代表的なファミリーネームとして。あと大佐藤に対する罵倒(落書きの類)は、実際に監督(あるいは彼の携わった番組)に寄せられた「苦情」だったのかもしれません(わかんないけど)。そういう風し観ていました。実際。うがって『斜め』にみれば、現代日本が抱えるいろんな問題を具現化している風にも見えないことがない感じもします。離婚にまつわる問題(ファミレスやZOOでの子供とのふれあいとか)、子供の教育問題(離婚した妻が育てる子供の部屋に散乱する英語学習キットやら、強いものが弱いものを下す様をもっと「ゲームばかりしている今の子供達に現実としてみせた方がいい」旨の発言)、一方的に誰かを非難する(マスコミとかの)風潮(誤って落として死なせてしまった獣のための追悼集会に大佐藤が来ず、謝罪しないのはおかしい!とか)、年金問題(首都圏郊外(?)にとりあえず一戸建住宅に住む、月の手取り50万円とかいうビミョーな収入の大佐藤だが、実は彼のマネージャーは500万円の車に乗り、高級外国犬を二匹も飼っているというピンハネの実態。。。マネージャーは国を体現しているのか、所属会社を体現しているのか、どちらでもないのか?)、最後は国際社会の中の日本??(赤い怪獣が「北朝鮮」で、アメリカ大使館の前で急に現れたアメリカンヒーローにボコボコにされる。最後は5人が手を合わせてビームを照射して「敵」を下す。大佐藤も一応手をだして協力的な姿勢だけは示すが、実は手を引っ込めてもビームは出ているという現実。。。まるで出しても出さなくても結局「戦力的」にはなんの関係もない自衛隊のよう?しかもこの場面だけは着ぐるみ実写で「茶番化」を演出している。。。そんな風に見えました。というか見てました。映画としては、日本で育って、かつ松本監督のコメディーとかに慣れた人でないとバカ笑いはできないのではないでしょうか?その意味で6点にしました。 【RTNEE USA】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-10 15:11:15) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 実写からは、スクリーンで「ごっつええ感じ」を観てたかのようでした。個人的に好きなんですけどね、あのあたりとスタッフロールのところとか。キャストに宮迫や宮川の名前があったのでどこで出るのかなと思ってたら、着ぐるみ着てても、「あ、これか。」と動きのキレでわかってしまうとは、芸人ってすごいね。笑いたくても館内の空気が笑ってはいけないみたいな感じだったのでつらかった。つっこみたいところいっぱいあったし。家でみんなでワイワイつっこみながら観た方がおもしろいんじゃないかと。 【アルテマ温泉】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-07 22:30:13) |
【くまさん】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-06-05 23:45:40) |