5.超豪華絢爛で宮廷内の装飾もすごいが、画面いっぱいの数の兵士が出てきたときにはさらに驚いた。どれだけたくさんの資金費用をつぎ込んだのだろうか。映画はその華やかさの中にあって、王家とその周辺をめぐる愛憎と策略が入り交じり途中までは大変おもしろい。だが終わってみれば豪華さの中にストーリー内容の薄さをひしひしと感じる。それにチャン・イーモ監督の良さが消されてしまっているようにも思う。スケールの大きい映画向きではないのかも。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-13 07:54:17) |
4.一体いくら費やしたのだろうか、役者、エキストラ、セット全てが超豪華で、ため息ものでした。コンリーをはじめ、女性のおっぱいがとても気になり、一部物語に集中できないことも。ストーリーは結局、3人の息子に裏切られた哀れな皇帝ということでしょうか。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-09 19:37:22) |
3.「母子」&「孝行」とは、ですかね、監督は切ないラストを彼なりに演出していたつもりかもしれませんが、どうも北京オリンピックオープニングの予行演習のようなところなどに手間暇かけてしまわれたようで少々残念です。最後にRG風に♪ゆ~れる胸元に目が行きが~ち~♪こぼれんばかり~の胸に目を奪われが~ち~♪でしたw 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-17 15:38:55) |
2.お金がかかってるのが一目瞭然の豪奢で厚みのある色鮮やかなセット、きめ細かな演出、ズラッと居並ぶ女官たちのハミ乳衣装に目を奪われます。ただそれに比するとオハナシのスケールがいささか小さすぎる。クライマックスにもうひとひねりどんでん返しがあるのかと期待していたんですが。チャン・イーモウ監督のミューズに再び返り咲いたコン・リーがひたすら輝きを放っています。彼女から一時期、監督の寵愛を奪った、チャン・ツィイーの同趣向の時代劇「女帝」(6点)を思い出しますが、あの映画でアイドル的演技を脱し切れなかったツィイーとの格の違いをはっきり誇示するかのように、ここでのコン・リーはやはり「女優」としての演技でした。それにしてもこのお二人って今回は時代劇風の髪型とメイクとはいえ、面立ちが特に似ているように見えます。結局チャン・イーモウの女性の好みっていうのは、こういう系統のお顔なんですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-31 10:00:14) (良:1票) |
1.セットの豪華なことは一目みれば誰にでもわかります。チャン・イーモウ監督のスクリーン美学が如何なく発揮された作品です。でも、「紅夢」や「菊豆」にあったようなおどろおどろしさとか、人間の本質に迫ったり中国の家族制度を暗に批判したりする哲学性はいったいどこに行ったのでしょうか?中国の経済が豊かになって、監督自身も国際的に有名になって、大掛かりなセットや華やかな衣装をまとったエクストラに出資してくれるようなスポンサーができたからといって、資金不足だったころのハングリー精神や表現欲を忘れないでほしいです。皇帝の風格や個性を出していた三王子の演技は満点。皇后役のコン・リーの演技も満点近いのですが、私の趣味としては若い皇太子とのどろどろした愛欲におぼれるのは「サンセット大通り」の往年の大女優グロリア・スワンソンみたいな、皺だらけの顔を厚化粧で塗りたくるオバサンであってほしかったです。そうすればもう少し哲学味が加味されたかもしれません。えっ、文化大革命のせいで年長の世代からは主演が張れるような女優が育っていない・・・のかもしれません。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-18 02:37:21) (良:1票) |