2.《ネタバレ》 原作が好きだったので一応観ときました。虐待のシーンを、どこまで映像化できるのか心配でしたが、なかなかうまく撮れていて、原作を読んだ時の不快感がある程度蘇ってきました。ただ、逆に暴力がエスカレートしていくまでの、主人公とメグの二人きりのシーンがあっさりしすぎていて、そこはちょっといただけなかったです。特に原作では印象的だった、二人の観覧車の中での会話のシーンはとても簡単に片づけられているのが残念。原作は、前半での二人のシーンがロマンチックだからこそ、後半の暴力がより不快で、主人公の悲しみが伝わってきたのに、前半あっさりで、暴力シーンは力はいってたので、多少、ただのゲテモノ映画になり下がってる感は否めないです。でもこんな救いようのない小説を映像化してくれたということで+1点です。