17.《ネタバレ》 うーん怖い。70年代の映画ってほんと怖い。80年代に入るとホラーも派手に血しぶきをげたりとちょっと明るい(?)んだけど、70’sのなんか暗いむっつりと非情な感じっていつもぞーっとさせられます。大学生にしては老けた顔のD・ホフマンですらなんか怖い。 ロイ・シャイダーの前半は怖がらせの演出が冴えに冴えてキレッキレです。義眼の殺し屋がカーテンの後ろに現れたり、暗がりに仲間の女が消えて行ったり、その後に転がるサッカーボール!意味はわかんないけど怖い。 ローレンス・オリビエの後半は「白い天使」歯科医のマッドネスが炸裂する、また一味違った恐ろしさ。「安全か?」とひたすら何度も問うて精神を追い詰めるって新しい拷問のやり口だなあ。やめてほしい。訳が分からない。 恐怖印象が強烈な本作、ところがお話はかなり構成が粗いというか、細部を雑にほったらかしな感があって、なんでロイ・シャイダーがしつこく命を狙われていたのかとか反マッカーシズムの父親の関わり具合とかはもうさっぱり。 演出は10点満点、構成は3点、というとてもアンバランスな不思議な一本です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-22 00:17:21) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 特に前半部分の思わせぶりたっぷりな演出は面白い。しかしお話の方は、意図的に説明を省いたのかわかりにくいところも見られます。おそらく観客をベイブと同じ立場に置いてサスペンスを盛り上げようということなのでしょう。裏設定はいろいろ考えてあるようで、よく見ていれば辻褄は合うのですが、それでもよくわからないのは、ジェニウェーがなぜ仲間になっているのか。彼にとってどういう利点があるのか不明。単に金のためなのか? そもそも、ゼルが何をやっているのか(あるいは何もやっていないのか?)がよくわからないし、ゼルにとってドクがどれほど重要だったか(あるいは重要でなかったか)もわからないので、殺すほどのものなのかというのも不明瞭。そういうわけのわからなさによるサスペンスを狙ったのかもしれませんが、正直かんじんな部分もわからないので、ぽかーんとするよりほかありません。フィクションとしてはある程度説明することも必要だと教えてくれる作品。それとも、原作を読めばわかるのでしょうか。原作者が脚本を書いているから、原作を読ませるための手? こういうこじつけでもいいから、説明がないとね! 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-01 08:46:57) |
15.《ネタバレ》 一貫して漂う不穏な空気はいい感じ。しかし正直なところ、私は兄貴にまつわる部分が理解できず、モヤモヤ感だけが残りました。なぜ兄貴がナチの残党の手先になっているのか、なぜ兄貴やその周辺の命が狙われるのか、兄貴がどんな秘密を握っていたのか、誰が何の目的で差し向けているのか、そしてあのサッカーボールは何? 後半に何か説明があるかと期待したのですが、捕まって、逃げて、撃って、追って、戦って、走って、終わってしまいました。 だいたいウルグアイでそこそこいい暮らしをしていたオリビエさん、なぜあれほどダイヤに執着していたんでしょうか。それすらもわからず。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-21 00:01:02) |
14.《ネタバレ》 導入部は思わせぶりな雰囲気だけで進んでいくのですが、兄が殺害されてからは一転して単純一直線な展開。よく見ると、そこからラストの解決までが推定24時間足らずという豪腕ぶりです。背景の説明もあるようでまったくなく、細かいところは至る場面でつじつまが合わないのですが、救出した刑事がすぐに逆戻りするとか、最後の「飲み込め!」とか、ここぞというところの演出の冴えによってサスペンスは維持しているという、不思議な作品。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-18 03:20:42) (良:1票) |
13.レインマン、マラソンマン、ダスティン・ホフマン。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-11-23 22:57:30) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 脚本としては破綻しているし、何ゆえにマラソンマン?でも、しっかり演出と演技はサスペンスしているので緊張感は十分あった。ゼルがダイヤの値踏みをしようとしてナチの戦犯とばれそうになるところが一番ドキドキしたというなんか変な感じ。ラストも哀愁感はあったけど、感だけだったなあ。こういった時代だったのかなあ。このわけのわからないストーリーに6点も。ひとえに演出のみ。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-05 16:02:09) |
11.《ネタバレ》 マラソンが趣味なのにマラソンランナーらしい走りをイマイチしてないダスティン・ホフマンですが大学院生が妙に・・ハマってる。ハムレット映画で有名なローレンス・オリヴィエを悪役に持ってきたのはナイスなチョイス。拷問シーンの雰囲気はかなりヤバくて存在感だけでもいいんですが微妙に背景説明が足りないんで人物関係の相関図が上手く作れないのが残念。浅くて広く、それ以上は奥に突っ込まない展開はどうなんかなぁ。原作者自身が脚本を書いてるので何とも言えないけど面白かっただけにもーちょっと突っ込んだ設定が欲しかった。 |
10.《ネタバレ》 J・シュレシンジャーらしいショットの冴は随所に観られますが、この人サスペンスやアクション演出になると下手ですね。しかし、晩年のローレンス・オリヴィエ最高の演技は見どころありで、この映画のオリヴィエは本当に怖い。あの有名な『歯医者拷問』のシーンは、観た後しばらくトラウマになって歯医者に行くのが怖くなったほどです。オリヴィエがユダヤ人街を歩くシーンはなかなか良いアイデアで、面白かったです。この映画の最大の欠点は、ロイ・シャイダーが死ぬ前にホフマンに情報を与えたかどうかという伏線を張っていながらそれが後半生かされていない点で、ホフマンが何も聞いていないように取れる終わり方をしてますが、そこが本作をイマイチにしてしまった様に思います。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-04 01:53:20) |
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9.《ネタバレ》 映画として楽しめると思いますが, 往年のマラソン選手の映像の挿入の意味とかよくわからず. 犯人はどうやって銀行を割り出したのかもよくわからず. 他にも消化不良で終わる部分が多くてそこが少し不満と言えば不満. 40歳目前のDustin Hoffmanですが, 学生役にあまり違和感なかったです. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-09 20:34:48) |
8.《ネタバレ》 兄の友達が助けに来てくれたと思ったら、自白させる為の演技だった。こんなの初めて観たよ。あと、カーテン越しに東洋系の顔が透けて見える最初の方のシーン。風呂に入っているという、一番、無防備な時に襲われるのも怖かった。とにかく演出のセンスが光っている。面白い作品だった。ただストーリーがうまく掴めなかった。お兄さんのロイシャイダーはあのサクマドロップのようなものの中に入っている宝石だけのために殺されたのか。ホントは貸し金庫にその何倍もの宝石があったんだし、金庫の鍵だって持っていたわけだから、殺す事無いだろう。まして、拷問など。「安全か」と確認するくらいなら、さっさと銀行に行って確かめろよ、と思うのだが。ユダヤ人街だから、簡単には近づけなかったのだろうか? 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-01 00:45:58) |
7.「マラソンマン」というタイトルからイメージする内容とは全然違います。主役のホフマンと兄ちゃんが出会うまで……要は、話が加速するまでに1時間弱かかる。そこに1時間かかるんかい!と。拷問のシーンはよかったです。音楽も好きなセンス 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-11 23:18:11) |
6.背景や説明が不足していてイマイチ何を伝えたいのか分からなかった。マラソンマンってタイトルも内容とはほとんど関係なく意味不明。まあダスティン・ホフマン好きなんで4点にプラス2点で6点。 【ゆきむら】さん 6点(2005-03-29 16:14:26) |
5.痛さに耐えて見てると結局拷問シーンしか印象に残らない映画。 【mimi】さん 6点(2004-11-02 20:36:25) |
4.風呂に入ってる時に教われるシーンから次の拷問シーン、そして逃走シーンはとても秀逸。サスペンスのいい味が出てます。ラストの、宝石を「飲み込め」と言うシーン。怒りが伝わってきますね。 【あろえりーな】さん 6点(2004-07-17 18:46:47) |
3.《ネタバレ》 話が見えてこない前半においても、観客の興味をそらさない構成。とても良い。しかし、痛い。歯医者が嫌いになる。 【つちのこ】さん 6点(2004-02-08 22:38:52) |
2.マッカーシズムやナチ残党など結構重いテーマをモチーフにしながら、終始不気味なサスペンスが続く。兄の正体やなぜ襲われるのかが半ばくらいまで分からず、後半一気に話が動き始める。兄が襲われ手を怪我するところや歯科道具で拷問されるところ、刃物を使うところなど、「痛い」シーンが多くてその印象が強い。 【キリコ】さん 6点(2004-01-18 23:28:48) |
1.序盤の不気味さは本当に見事。カメラもイイ。しかし展開の崩れ方に興醒め。訳解らん。拷問のシーンも「痛み」しか伝わってこない 【venom】さん 6点(2003-05-26 03:42:33) |