9.《ネタバレ》 佳作。ホラーとしてそこそこの作品だと思うけれど、どこかで見た感じというか、クロエ・グレース・モレッツを見たいという以外に本作を見たくなるという理由があまりないように思う。【ネタバレ注意】不死、太陽が苦手など吸血鬼にありがちな設定を持ち込んだホラーだったが、リメイクだったのか。冒頭シーンの説明が(クライマックスではなく)中盤にあったのはよいと思う。そこを最後に引き延ばされていたら見るのをやめたところ。あと、イジメっ子が実は兄からイジメられていたという流れもよかった。最後はまあ、そうなるかという感じ。直接的な描写はありそうで、あまりなかった。あと邦題はかなり微妙。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-22 07:31:52) (良:1票) |
8.まったく予備知識なく鑑賞。 (オリジナル版は未視聴、原作も未読。) 折を見て、オリジナル版も視聴したいと思っています。 グロい映像から始まるオープニングだったので、猟奇系かと思いきや、これは・・・まさに純愛物。 逆転してストーリーを追う展開になっているので、後から後から謎が解けていきます。 余談ですが、米タイトルが「Let Me In」となっている理由が映画を通じて明らかになるのですが、なぜああなるのか・・・私には読み取れませんでした。オリジナル版や原作には何か手がかりがあるのかな? 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-11-24 11:52:41) |
7.《ネタバレ》 “僕のエリ”はダークファンタジーなテイストだったのに、米映画になるとホラーになってしまうんだな。ヴァンパイアを哀しき存在として描くことに腐心していたオリジナルに比べると、変身の際の怪物的描写にみられるように、分かりやすい娯楽作に仕立てようとしている。異界の者に対する少年の心に困惑もあまり無かったし。 オリジナルに際立っていた冬の寒さが見事に伝わってこないことに驚いた。北欧の冬の夜は本当にしん、と暗く、こちらの息も白くなりそうだった。アメリカの風土、空気がそもそも拒絶的じゃないからだろうか。ラストシーンのプールにも“音”が入る。なにかと分かりやすくサービスしてくる米国版。クロエちゃんは可愛いし、好みは分かれるでしょうな。私はひっそりしていたオリジナルの方が好き。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-25 00:26:49) |
6.《ネタバレ》 クロエが良かったです。クロエを使った事で作品の質が向上した事は間違いないですね。まさにハマリ役でした。 冒頭で病院のTVにレーガン大統領の「アメリカは善の国」の演説が映ってたんで、オチとしてはこのアンチテーゼで、バンパイヤのクロエを守り抜くんだろうと思ったけど、そこは予想通りでした。 ただ、クロエの他に頼れる人がいない(できれば助けて欲しい)と言う微妙な表情がなかなか良かったので、彼女を殺すオチはないと確信してました。でも生きるためとはいえ、罪もない人たちを殺して血吸ってるからね。後味は決して良くはないです。 ストーリーの過程で起きる事件がいちいち大き過ぎて「これ大問題だろう?なんでこんなにあっさり過ぎて行くんだ?」と言う疑問が常につきまとってました。いくら何でも逃げ切れるわけないじゃん、と言う事だけど、それを上回る哀愁が感じられて、かろうじて良作になったと言うところです。 ただ、特撮だけはチープで残念でした。 【ぴのづか】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-30 22:19:05) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 途中まで「あれ、この映画観たことあるかも」という激しい既視感に捉われながら、それでもなんだか微妙に違うと思いつつ最後まで鑑賞。調べてみたら、あの途中であまりのつまらなさに半分寝ながら観た『ぼくのエリ』のリメイクだったのですね。あの独り善がりな原典と違って、今作はちゃんと観客目線も意識した作りになっているため、格段に面白く観れた。まあ、昔からよくある永遠に大人にならないヴァンパイアの恋愛モノといったらそれまでだけど、でも美しい少女が血に飢えると恐ろしいモンスターになるという設定は新しい。なにも悪いことしていない刑事を殺して血を貪った、そんな血だらけの彼女とキスをする主人公の少年の姿は、ぞくぞくするくらいアンモラルで美しい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-08 21:17:38) |
4.《ネタバレ》 原作未読、オリジナルも一度しか見てないので定かじゃないけれど、異端の危うさや思春期の傲慢さをイノセンスとすりかえて称えるようなムードは同じで、「キャリー」のようなイジメ映画でもありますが社会的というよりダシにしてるのでは? 映像はオリジナルの方が美しく、ストックホルムの方がヴァンパイアいそうな空気です。 顔にアザのある保護者の少年時代ツーショット写真で、長期にわたる依存関係を明白にした(→オーウェンの未来も予言)のがアメリカン・バージョンらしい懇切丁寧か。 オーウェンの両親を出さないから、彼が捨てるもの(=俗世)を表現しにくいので重みがない印象、「獲物」を捕獲するシーンをオリジナル以上に見世物にしてんのはイヤ~な感じ。 招き入れてくれないと入れなくて出血っていうのは、他力本願でプライド高しって匂いがするんですけど。 「ポーの一族」のエドガーとアランの関係に類似するとこはあっても、これや「ぼくのエリ」が好きまでいかないのはそれなりの理由があるんだと思います。 お口の大きいクロエちゃんは(「キック・アス」の時も思ったけど)猟奇な役が似合ってるネ。(ネコたん出てこない…) 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-03 07:00:03) |
3.丁寧なリメイクだと感じたが、ぼくエリに勝る部分もない。この映画ではクロエちゃんもそんなに魅力的に見えなかったし、映像美も勝ててないな。本家でもそうだけど、イジメが大掛かりで大っぴらすぎないか。あれじゃ捕まるぞ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-09 22:39:10) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ヴァンパイアの少女がね、普通のときは可愛らしい女の子なんだけど、変身すると化け物みたいな面になって、その変貌ぶりが恐ろしいですよね。特に、トンネルで男を襲うシーンは、CGなんだけど動きをわざと昔のストップモーションアニメみたいなカクカクした感じで表現してる。人によっては、そこに違和感を覚えたりもするかもしれないけど、あれはあれで非現実的な感じが出ていて怖い。オリジナルのほうは観てないので何とも言えないけど、ヴァンパイアっていうのは子供特有の感覚を具現化したものなんだろうなと思う。ひ弱な子が、いじめっ子に対する憎しみとか、自分自身へのコンプレックスとか、芽生えた恋心をうまく扱えない不甲斐なさとか、子供というのは世界が狭くて経験が浅いから、そういういろんな思いが凄くプリミティブに出てくる。そのグロテスクさの具現化としてあの女の子がいるんだろうなと。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-13 01:50:31) (良:1票) |
1.★前情報は何もなしで観ました。クローバーフィールドの監督ってことで、なんか変わった趣向でもあるかと思ったけど、案外普通でした。 ★因果は巡る、じゃないけど、そういう繰り返しのシチュエーション、的な面白さはあるけど、それを成立させるための環境理由付けがいまいち説明不足で、「ええ?じゃあ・・・・はどうしたの?」って思う場面がしばしば。 ★それとCG特撮を使った描写は・・・いまいち好みじゃないですねえ。いままであんなワイルドじゃなくてスタイリッシュな描き方の映画になれちゃったからかな。 ★あと邦題の「モールス」、なるほど、描写としては目立つけど、映画の主題にはほぼ関係ないでしょ。原題のlet me inじゃだめだったんですか?(ああ、あとその原題を活かした描写もあまりなかったなあ。残念) 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-08-07 13:13:55) |