悲しみのミルクのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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悲しみのミルク

[カナシミノミルク]
THE MILK OF SORROW
(LA TETA ASUSTADA)
2008年ペルー上映時間:97分
平均点:6.89 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2011-05-31)【lcs】さん
タイトル情報更新(2011-06-04)【S&S】さん
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2.恐乳病なんて具体的なイメージがいかにも南米的で、じゃが芋で貞操を守るなんてのも、あちらのマジックリアリズムみたいなんだけど、よく知らない国の話で困るのは、こっちが奔放なイメージと思って感心したものが、あんがいあっちでは「普段」だったりすることがあり、あのじゃが芋はどうなんだろう。暴力の時代の、女性の苦難史の伝承が、あるいは母乳に託され、あるいは歌に託されていたよう。それをどんどんさかのぼっていった果てに、母の村にたどり着くのだが、この海が見えてきたところでかなりハッとした。映画で海が出てくると、だいたいハッとするものだが、この場合海は、さかのぼる旅がどんどん進み、まだ生物が肉食を始める前の、さらには有性生殖を始める前の、闘争のない穏やかな世界まで髣髴とさせてくれたよう。そういえばこの映画、結婚式シーンが繰り返され、有性生殖を始めて以後の生物の雌すべての物語として、悲しみの歌が連綿と続いているとまで受け取れないか。この手の映画は「そう理解したもの勝ち」だと思っているので、大風呂敷を広げてみた。あと好みのシーンは、結婚式での引出物のパレード。奔放なイメージと言うより、あちらでは「普段」なのかな。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-17 09:52:20)
1.《ネタバレ》 主人公の娘は,ふたつの言語で話す。ひとつはスペイン語,そしてもうひとつはケチュア語。しかし,これが字幕では分からない。話したり歌ったりするときの時と,場所と,そして相手により言葉を換えている。祖母の故郷の言葉,スペイン人が来る前から話されていたインディオの言葉であるケチュア語とスペイン語。言語による民族のアイデンティーというのもテーマの一つかもしれない。字幕に一工夫ほしいところである。7点でも良いのだけれど,字幕の不満とちょっと暗いので1点割引。
昭和26年生まれのtakaさん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-04 11:13:40)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.89点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5111.11%
6222.22%
7444.44%
8111.11%
9111.11%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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