2.《ネタバレ》 けっこう新しい映画だったんですねー。製作年とか全く知らずに新年ごろにTVでやっていたのを録画したのですが。
姥捨山に捨てられた老婆たちが元々いた村に復讐するってところまでは良かったんですが・・・。そこから熊に襲撃されるなんて展開になって、「あれあれ??」という感じ。せっかくそこまで作ったストーリーが完全にボケてしまいました。
まあとりあえず熊問題は一段落し、デンデラの結束も固まったところで気を取り直して村を襲撃かと思いきや、今度は雪崩・・・。ああ、もう村を襲う気ないんだなーと思いました。あそこまで村襲撃を盛り上げておいて、個人的には村の男衆や自分たちの元家族と戦う老婆たちを見たかったのですが、とっっても残念な展開でした。
倍賞美津子さんは存在感ありましたね。他の老婆たちはほとんど顔と名前の判別が難しい中、彼女だけは服装といい存在といい異彩を放っていましたね。
しかし老婆とはいえ女の方々が、野に還るとやはりある程度男性的になるんですね。狩猟や稽古などしてるせいもあるでしょうが、平気で屁をこいたりそれをネタにしたり・・・。色んな意味で人間の、しかも女性がどこまでいけるかを見せてもらいました。
上述したように途中での展開のボケ具合が残念な映画ですが、それはそれでそういう展開として受け入れて考えればけっこう深いものがある・・・ような気がします(笑)
まあ老婆が活躍する映画というなかなか見られないジャンルの映画に興味のある方はゼヒ!