7.《ネタバレ》 公開当時に読んでいた映画雑誌「スク○ーン」とか「ロード○ョー」でも、高評価だったこの映画、ずっと気になっていたものの、40年以上経って初めて見たのですが...。エンディングで「なんだこりゃ!」というのが、正直な感想でした。かなり期待していたこともあり、少し拍子抜けした気持になり「一体何を描きたかったんだろう?」という疑問が湧く映画でした。 少し経ってから、映画を使った「頭の中のゲーム」なのかも?と考え始め、ハリスン・フォードの役柄が実は妄想が作り出した像なのかも?と仮定してみたところで、なにかパズルのピースがはまった感じがしました。ハリスンの画面での登場は、ジーン・ハックマンからの視点でしか捉えられていません。...と考えると、映画の流れの中でどこからがジーンの妄想だったのか?と遡っていくことになるのですが...。ああ仮定するとこう、こう仮定するとああ、というように、頭がぐるぐる...、きっとコッポラは見る人に脳内ゲームをさせたかったんでしょうね。 【あきさん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-19 23:08:19) |
6.地味な内容だけど、盗聴業者の葛藤や苦悩がよく描かれている。結構サスペンス色もあるし。女性との会話はちょっと冗長だったような。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-27 08:57:53) |
5.非常に印象に残るラストシーン。ただそれ以外はあまり心に残らず。 【akila】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-16 17:12:00) |
4.《ネタバレ》 盗聴のプロフェッショナルが興味を持ってはならないはずの盗聴の内容に首を突っ込んでしまう。その結果他人のプライバシーを商売道具にしていたはずが自身のプライバシーが覗かれているのではないか?と精神的に追い詰められていく。面白味を感じる話ではなく鑑賞後の後味も良くないので好きな映画ではないですが、積み重ねられていくじわりじわりと追い詰められていく過程の描写も、演技、その風貌も見事にハマッていたジーン・ハックマンも非常に見応えがありました。本作が公開された頃のアメリカはウォーターゲート事件で揺れていた頃ですね。当時のアメリカでは物議を醸したのではないでしょうか。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-18 00:02:44) |
3.《ネタバレ》 盗聴を仕事にしているくせに、プライバシーを覗くことにものすごくナーバスなジーン・ハックマン。過去に自分の盗聴が原因で人を傷つけた(死んだ?)ことに苦しんでました。そんなに嫌な仕事なら辞めればと思うんだけどね…。自分は録音するだけと、自らの行為を工程の一部に落として納得しようとしていたけど、最後は自分が盗聴される脅迫観念でおかしくなってしまいました。こんなにストレートにプライバシー概念を扱った映画はないと思う。他人の秘密を覗くことの罪悪感と、それを一人で抱える重みがひしひしと伝わってきました。精神が圧迫されるような閉塞感で、見応えはあったけど何度も観たいと思わない。もう、見事なほど不快な映画です。どうでも良いタレントのくだらないプライベート情報を撒き散らす現代のメディア関係者にじっくり観て欲しい。ハリソン・フォードはこの映画くらい一歩引いたところでワル役をやってるのが一番似合っているかも。ジーン・ハックマンとの録音テープの綱引きは子供のケンカっぽくって笑えます。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-06-20 15:53:05) |
2.《ネタバレ》 盗聴を仕事にする男。しかし他人のプライバシーを盗み聞きすることに罪悪感を抱き、自分の盗聴が原因で殺人が起きた過去も心の傷になっている。そして今度の仕事も…。凄腕の仕事人でありながら、盗聴=仕事と割り切れない男の苦悩が伝わってきます。教会で懺悔する姿。恋人に自分の住まいさえ教えられない生き方。自分の仕事が原因で死者が出ることへの不安。そして自分が盗聴されているのではという恐怖心。実に丁寧に描かれていています。そして行き着いたのは…。地味ではありますが、味わい深い作品です。ただ、テレビの特番等で取り上げられることにより、盗聴自体ポピュラーになった感があり、作品が与えるインパクトも公開当時より弱まっている気がします。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-10 19:51:44) |
1.ハッキリと評価が分かれる作品かも。自分としてはあまり好きになれない作品だが内容は興味深かった。コッポラは人間の深層心理を映像にするのがとても上手な監督だという事に改めて気付かされた。 【ゆきむら】さん 6点(2004-07-22 00:50:14) |