2.《ネタバレ》 実話を基にした映画ということで、ひたすら重たい話なのだけど、それでも見せ方が凝っているのでちゃんと最後まで飽きずに観ることが出来た。それぞれの登場人物の視点を章仕立てで見せる監督のセンスはなかなかのもの。そしてこの映画のポイントである、犯人の少女の情緒不安定な姿を演じたこの役者の力量は相当なものだった。まだ若い俳優だけど、もしかしたら将来キャシー・ベイツのようなバイプレイヤーになれるのではないだろうか。しかし、犯人の少女が仮釈放されるのが2013年予定。来年じゃないか。遺族や親族、何より犯人である少女のことを思うとなんとなく後味の悪いものが残った。