6.《ネタバレ》 誰もが事情を抱えているストーリー。
川島先生(吉永)は夫を裏切っていないかに見えて、阿部(仲村)に好意を持っている。
彼が心配で見に行ってただけかと思ったが…。実は、誠実に見えて不誠実。
川島行夫(柴田)も思慮深い人に見えて、犬を虐待?。事故死に見えて自殺的。
安藤結花(宮崎)は、生島直樹(勝地)と距離を置いていたが、実は好意があった。
生島は外国で頑張る様なグローバルな姿勢を見せるが、いつまでも安藤に謝れない。
大きく見えて小さい。藤本(小池)は、友人の旦那と不倫中。強い女に見えて、弱い。
鈴木信人(森山)の殺人も、随分と正当防衛感が強い。しかもDV被害女性救出計画。
敏腕刑事・阿部は、悩み過ぎ。これも元は強く見えた人が、実は脆い。
終始「そう見えたけど、実は、こうでした」が続く。
警察からは、川島と信人の電話が「逃亡を促す内容」と予想されたが違っていた。
刑事・折原(石橋)がつぶやく。「俺は、何を忘れて来たのかな…」。
世の中、情報過剰なのに誤解が溢れている。
この映画は、誤解者に対する痛烈な批判なのか?。