パラノーマン ブライス・ホローの謎のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パラノーマン ブライス・ホローの謎

[パラノーマンブライスホローノナゾ]
ParaNorman
2012年上映時間:92分
平均点:6.15 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-03-29)
ホラーコメディファンタジーアニメ3D映画
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タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
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コディ・スミット=マクフィーノーマン・バブコック
アナ・ケンドリックコートニー・バブコック
ケイシー・アフレックミッチ・ドーン
クリストファー・ミンツ=プラッセアルヴィン
レスリー・マンサンドラ・バブコック
エレイン・ストリッチノーマンの祖母
バーナード・ヒルホプキンス
ジョデル・フェルランドアギー
ジョン・グッドマンブレンダーガストおじさん
小松史法ミッチ・ドーン(日本語吹き替え版)
斉藤貴美子アルヴィン(日本語吹き替え版)
かぬか光明ペリー・バブコック(日本語吹き替え版)
片岡富枝ノーマンの祖母(日本語吹き替え版)
多田野曜平ホプキンス(日本語吹き替え版)
清水理沙アギー(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣ブレンダーガストおじさん(日本語吹き替え版)
音楽ジョン・ブライオン
撮影トリスタン・オリヴァー〔撮影〕
製作トラヴィス・ナイト〔アニメ監督〕
配給東宝東和
字幕翻訳稲田嵯裕里
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4.《ネタバレ》  キャラクターはブキミカワイイし、ノーマンの切ない境遇もたしかに胸に刺さるのに、作劇がトンチンカンすぎて不完全燃焼してしまった。「何かが起こり始めている」という序章が長すぎて、やっとストーリーが転がり始めたかと思ったら、行き当たりばったりのパニックシーンばかりで物語の目的がいまいち見えず……(一応、目的は「墓の前で本を読む」ということなのだが、押し付けがましくてまったく腑に落ちない)

 せっかくノーマンが「幽霊が見える」という設定なのだから、あの少女を冒頭から「正体はわからないけど、いつも見えている幽霊の一人」として絡ませればよかったのになと思った。そこから少女が他の幽霊とは違うことに気づいて……という展開にすれば、ノーマンとの絆も描けてクライマックスに感動できたと思う。

 少女の声は『サイレントヒル』でアレッサ役をやったジョデル・フェルランドが当てていて、日本びいきのLAIKAスタジオらしさを感じた。魔女狩りに遭った少女を永遠に煉獄で生殺しにするのが日本なら、しっかりと救済を与えるのがアメリカ。両国の感性の違いが見えて面白い。
乱泥さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-14 09:55:41)
3.「フランケンウィニー」と「グーニーズ」を掛け合わせたような娯楽性豊かなストップモーションアニメだったと思う。
丹精込めて作られているのであろう、主人公をはじめとするキャラクター造形と、その言動の一つ一つが味わい深く、この手法のアニメーションならではの魅力が滲み出ている。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアニメーション制作会社ライカの力量を見せつける作品であることは間違いないだろう。

ただし、個人的には、お話的に通り一遍な印象を否めず、物語がクライマックスに突き進むほどに際立った新しさが無かったように思う。
ストップモーションアニメという伝統的な手法を、新たな技術力、表現力で追求しているからこそ、紡ぎ出される物語にも、新しい視点や価値観を加味してほしい。
そうすれば、このアニメーション制作会社の作品が、群雄割拠の業界内でトップに立つことも決して夢物語ではないだろう。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-12-23 23:40:23)
2.《ネタバレ》 スタッフに期待してた雰囲気とは違ったなぁ。作り込み過ぎなデジタル表情とかもやり過ぎてて残念。物語もゾンビが街に降りてきて町民が騒ぐシーンがやり過ぎててウンザリしかけたが、終盤はどうにか立ち直って最後まで観られた。魔女の子が現れたあたりからはなかなか良かったです。でもやっぱり全体的なブラックジョークが...最近のハリウッドジョークのドギツイ感は私には向いてない様です。まぁでも観て後悔は無しでした。
movie海馬さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-03-22 20:36:17)
1.《ネタバレ》  私の中で期待値が高かったのですが、うーん、こんなもんかぁ、って感じで。

 まずいちばん気になってしまったのが、クオリティの高さを求めるあまりに映像製作にデジタルプロセスを採用し過ぎなんじゃないか、って点。
 細かな表情の1つ1つ、それをCGで作って3Dプリンタで出力してコマ撮りしている・・・そこにCGとの違いを見いだせるのか?という。出来上がった映像は「モーションブラーの付いていないCG」みたいなものですよ。映像が出力されるのもデジタルであるがゆえ、CGでは出せない味なんてものは殆どスポイルされてしまっている訳です(手で動かしたがゆえの動き、なんてモノはCGでは出せないとでも?)。
 まるでCGを見ているようなコマ撮りアニメ、そんなの褒め言葉にはなりませんよねぇ。

 私がコマ撮りアニメの映像に求めるのは強い美術的個性なんですよね。『コープスブライド』や『コラライン』、『フランケンウィニー』にはそれがありましたが、どうもこの映画はそこが薄くて。技術的には凄い(CGっぽいけど)のでしょうけれど、造形美術的には目を奪われる瞬間が少なく、物語が先行してゆく感じ。

 そしてその物語は、簡単に語ってしまえば「ブルース・ウィリスのいない『シックス・センス』」。主人公の温度が低く能動的に動く事があまり無く、物語を引っ張ってゆく魅力に欠けてしまうんですよね。
 他のキャラも混乱を生むばかりで物語を進めてゆくのに正しいベクトルを示す訳ではないので空回りしているような状態が続き、結果的に映画全体のテンションが低く感じられて。
 クライマックスこそ感動的な展開になりますが、それも暗い背景を背負った悲しい話。救済の話なハズなのだけれど、んー、あれは映画的に観客側視点的に救済されたと言えるのかなぁ?

 映像の素材がなんであれ、それがただ物語を引っ張るための道具になってしまうのはつまらないですよね。絵として高められた瞬間が訪れる、アニメの場合は特にそこに期待してるのですが、それは別にCGだからダメとかコマ撮りだから味があるとかってモノじゃなくて、結局はそれを創造する人のセンスなんですよね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2013-05-03 20:09:12)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
5323.08%
6430.77%
7323.08%
8215.38%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
長編アニメーション賞 候補(ノミネート) 

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