1.《ネタバレ》 アリス対ボンド。そんなヒーロー対決のような、そうじゃないような。
逃げれば逃げるほど自身の立場が悪くなって行くミラ。その逃げ道を遮る凄腕殺し屋「時計屋」ことピアーズ・ブロスナン。もうだいぶ歳だけどサイレンサーを付けた銃を構える姿はやっぱり様になりますねえ。凄腕な貫禄を見せますが、一官僚なミラを何度も取り逃がしちゃうのでなんとも言えないです。しかも悪の殺し屋を演じていますが、善玉ばかりしているせいかそこまで悪そうに見えないのもイメージが付きすぎたせいでしょうか。
ミラもかなり行動力があり何度も殺し屋の手を逃れます。強いです。
ストーリーはまぁとてもシンプルですが、結構地味な感じ。それでいてどこでなにをやっているのか若干掴みにくいのが残念です。
ラストのバトルもなんともあっけなく終わり、まるでブロスナンが本当に年老いてしまったから負けた様でなんだか寂しい。
スター二人の共演は面白かったですが、薄味なサスペンスと言う印象でした。
後、締めの文章がこの映画と合わなすぎて面白いです。