5.《ネタバレ》 夫婦揃ってアル中になるというこれまでに観たことない展開。堪えきれずに泣き崩れる父親が胸に刺さります。二人の娘の視点が抜け落ちているのは如何なものか。聞き覚えあるヘンリー・マンシーニの音楽に+1点。 |
4.《ネタバレ》 リー・レミック演じる社長秘書に冷たくあしらわれる、エレベーターを降りたり昇ったりするシーンのあたりで、ジャック・レモンはこういう役柄が本当に巧いよな~なんてほのぼの観てたら、どんどん右肩上がりでシリアスになっていきますねー。彼女の部屋で玄関での最初のキスシーンなんか良かったんですけど、後の転落ぶりを思えば効果的だったと思います。結婚や出産や暴れまわった温室の後とか、どんどん端折っていくし、シリアスでもテンポ良く観れました。主役二人の演技に圧倒されますが、終盤の展開からラストまでは深く考えさせられます。同じ過ちを繰り返し、まだ完璧にアル中から脱却できたと確信が持てない夫が、心では愛する妻をそれでも受け入れられないラストシーン。アル中って病気の恐ろしさを身を持って体験してるからこその決断。アル中を認めなかった妻、先ず認め自覚しないことには先に進めない、いろいろ考えさせられる物語。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-13 10:33:11) |
3.《ネタバレ》 ニューシネマじゃないのに、この救いのないラスト。せめて、娘と会う事によって、希望の光でもあればなあ。僕も若い頃は泥酔してた事もあったけど、そんなに酒に魅力は感じなかったなあ。ただ、周囲を盛り上げる為に飲んでたような。この可愛い奥さんも、旦那の世界を知りたくて、はまってしまって、中毒になってしまった。最初、強い女性かな、と思って、見てたけど、途中から、あれ?って感じで見てました。こういうヒロインの出てくる映画ってのも珍しいですね。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-04 15:13:23) |
2.《ネタバレ》 最初ラブコメな雰囲気で見ていたらすぐにくっ付いてしまって、アル中な展開に唖然。見ていて気分のいい物ではなかったけど、二人の演技に最後まで見入ってしまいました。途中、嵐の夜にまたお酒に手を付けちゃう演出は好きだなぁ。更正会の人の存在も夫の行動や心情の変化に説得力を持たせてると思う。奥さんの方が酒を断てない展開とアンハッピーな最後は、現代では出来なさそう。お酒を飲んでも気持ち良く酔えないので今後アル中になる事は無いだろうけど、たばこがやめられない...。見につまされる思いで見てました。 【リン】さん 6点(2005-01-27 05:45:01) |
1.アル中を扱った映画は多々あるのですが、中でも「失われた週末」と本作品が印象に残ります。ヘンリー・マンシーニの名曲は作品内容とミスマッチですが、それが却って哀しさを増します。今観るとちょっと古いかも。 【nizam】さん 6点(2004-05-11 12:46:12) |