1.歪んだ性癖、盗撮、盗聴、DV。かなり鬱な内容だった。
変態ストーカー男が好きな女性を監視しながら暮らしていて、もっと彼女の側に居たいという願望から彼女の家のベッドの下に潜り込む事に成功するまでを追っていく物語。
そこに至るまでは彼の歪んだ性癖と過去のトラウマ等を丁寧に描写していて、彼の淡々としたモノローグも相まってなかなか惹き付けられた。
だが、いざ好きな女性と接近する段になると、途端に臆病になり結局何も出来なくて、ひたすら妄想の世界に逃げ込むという不器用で駄目な奴なんですね。こういう人物を高良健吾が演じるというのが意外性があって良かったのではないでしょうか。