2.《ネタバレ》 この頃のイーストウッドは西部のガンマンを演じてもサンフランシスコのアウトロー刑事を演じても
何をやってもカッコよく、それだけでも一定の満足度が得られます。
尺が短いので仕方がないのですがメキシコとの国境の町における
白人の悪徳地主と、彼らに土地を追われたメキシコ人達とのドラマが不十分なので
イーストウッドのカッコよさが際立っている反面、ロバート・デュバル演じる悪役の存在感が今一つ。
中盤までは地味な展開が続きますが、スタージェスらしくアクションの見せ場はしっかりと挿入されています。
機関車で豪快に町に乗り込み、決着の時を迎える終盤の展開にはスカッとさせられます。
デュバルに弁護をする暇も与えず一発で息の根を止める。裁判所での寡黙な最終決着もイーストウッドらしかった。