2.《ネタバレ》 うーん…見世物小屋のアレコレで始まる前半、そして後半もちょいオカルト風なので、確かに多分に怪奇幻想な雰囲気も醸しては居るのですケド、本質的には本作は詐欺師系統のサスペンスで、かつその内容もごくチンケなヤツなのですよね。個人的にもどちらかとゆーと確かに、こーいうごくマジメで(テンポその他諸々)かなり重めの長尺に仕上げるよりは、ブラック・コメディ含みでテンポ好く纏めた方がイイ感じになったのではないかな…と思います。少なくともやはり、150分掛けてやるよーな内容ではなかったかと。
とは言え、ラスト付近の劇的な展開(からのアイロニックなオーラス)とかも率直に好かったと思いましたし、俳優のみっちりした演技もどれも優れたモノだったと思います(今作もやはりケイト・ブランシェットは圧巻でした)。観て損をする、という作品とは間違い無く違いますかね。