12.《ネタバレ》 音が面白かった。ベッドのきしる音のギャグ、普通同じネタを二度やると駄目なんだけど、これは二度目も笑えた。ハワイアンでしたか、ベッドの修理のリズムとミュージカル的に合わせてた。亭主の奥さんと踊るのはチャチャチャ。この手の話には陽気なラテン音楽が似合う。それに対して水のイメージがある。カタツムリの部屋とか、ラストのタワーリングインフェルノ的洪水まで、そういう世界観。タイトル、ゴミの中から文字を順に拾っていくのがよろしい。裏返しの文字が鏡に映ってたりとか。個々の趣向は凝ってるんだけど、何か物足りないのは、話としてもっと住民とのカラミがあってもよかったんじゃないか。地底人は要らない。この建物のなかだけに絞ってくれてたほうが好みだ。この作者の狙いはカフカ的よりもルイス・キャロル的な、キジルシのお茶の会の世界だったのかな。だとするともっと無意味な具体物がほしかったところ。あのカタツムリのような。カフカとキャロルの間で、どっちつかずの宙ぶらりんに置かれてしまった感じもある。自殺願望マダムはあっさり事故死するかと思ったけど、それはナシ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-10-23 10:17:25) |
11.このくらいの規模の映画を作るのが、彼らにとって丁度いいのでは???ジャン=ピエール・ジュネの中で一番良くできてると思います。サントラも好きー 【HAMEO】さん [映画館(吹替)] 6点(2010-02-02 15:31:54) |
10.最近になってジャン・ピエール・ジュネ監督のファンになった人が今あらためて観ると、「ジュネは昔っからこんなことやってたのか」という気分になります。ジュネファン以外にはちょっととっつきにくい部分はあるけど、ジュネワールドが爆発していて俺は好きです。 【金子淳】さん 6点(2004-08-06 19:41:41) |
9.全体的に微妙な空気の映画。ヒロインも美人なんだか違うんだか。ノコギリって、いい音するんだよね。中学の技術の時間を思い出したよ。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-14 18:07:13) |
8.肉屋さんが、なんでも肉にしてしまうという怖いお話ですね。独特の世界観があって、怖いんだけれどおかしいという不思議なテイストがあります。これは、いったいなんだろうなあ。宮沢賢治の「注文の多い料理店」と「マリアの胃袋」を合わせたような雰囲気だろうか。 【オオカミ】さん 6点(2003-12-16 20:41:45) |
7.趣味の良い悪趣味ぶりは、確かに認めよう。きてれつなユーモアも、結構好きかもしれない。でもさあ、なんか物足りないんだよねえ…。この世界を極めようとするんじゃなく、どこか体裁よくまとめに入っているところがダメ。けっこう商売気たっぷりなことは、その後のジュネの作品を見たなら分かるんだけど。 【やましんの巻】さん 6点(2003-08-12 17:53:32) |
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6.ジュネの奇妙キテレツで独創的な世界観、極まれりという感じの映画。暗く赤みがかった映像、コラージュ風のカット、ブラックコメディー調の人物描写、変テコなストーリーなどなど… 深夜に見ると雰囲気倍増だが、作家性が色濃く出ているだけに好き嫌いの分かれる作品。(個人的にはちょっと苦手) 【光りやまねこ】さん 6点(2003-06-22 20:14:27) |
5.遊び心満載の映画。いろいろな音も実に面白く効果的。そして何と言っても、完璧にディテールまで描ききった独特な映像は圧巻。ただ、聴覚的、視覚的には物凄く印象に残る作品だが、心に残るものはあまり無かった。 【クロマス】さん 6点(2003-02-21 01:59:28) |
4.ジュネの作品は好きなのですが、これはピンときませんでした。独創的で良いとは思うけど、ストーリーがいまいち。 【たりー】さん 6点(2003-01-03 07:21:48) |
3.アメリのようにおかしくて笑っちゃう所は結構あるけど舞台が暗すぎてよく見えないし、テーマもわからない。その上ブラック要素満載。でもやっぱり笑えたしジュネらしさも見せてもらったんで6点。 【とむ】さん 6点(2002-09-02 12:07:38) |
2.エイリアン3のような汚いところが舞台。ああゆうのが好きな人にはすすめますが、ストーリーがなきゃあやという人は間違っても見ないでください。おそらくとんでもなくつまらないはず。吹っ飛んでて面白いし、生理的に汚くてぞぞっとくるはず。 |
1.どんな話か忘れてしまいましたが,「未来世紀ブラジル」のような世界が好きな方はおすすめです.あれと似た雰囲気が漂っていたような気がします. 【じぇる】さん 6点(2001-12-16 08:32:33) |