2.《ネタバレ》 それなりに面白かった。たしかに「何匹目の泥鰌だよ?」と言いたくなるようなストーリーではあるが、「どーよ! 俺の映像ってスゴイだろ?!」的な独り善がり感が強い『セブン』よりは遥かに楽しめたし。……が、何なんだろ、このいま一つ引っ掛かる残念さは。w おそらくは、細部の設定や作りの“雑さ”が気になるんだな。主人公以外の刑事、警官の無能なコトったらもう……。冒頭で仲間の刑事が言うんだよね「お前以外はみんな役立たずだって言うのか? だからお前は嫌われるんだ!」って。でもホントに役立たずが揃ってやがんの。w それに、銃は持ってるけどどう見てもフラフラしてる容疑者の脚をいきなりショットガンで吹っ飛ばす警官は、いくら何でも居ねぇだろ? 主人公が子供を亡くしたショックを引き摺ってるという設定も、いま一つ効いてないし、子供が死ぬ事故も設定が雑すぎ。w アレで死んだんだったら、あの子供は自殺だろ? くらい雑な設定。演出的にも、最大の山場が中盤の犯人を捕まえ損ねるシークエンスに来ちゃってて、クライマックスが弱い。あと一歩、もう少し丁寧に作ってたら「コレは面白い!」と人に薦められるような作品(つまり7点)になったのにね~。