9.《ネタバレ》 「敬虔な」という言葉とは遠い、不倫や諍いに忙しい信者たち。相手への深い思いがあるのに 親や宗教に妨げられ、結ばれない美人姉妹。最後は、あれだけ豪勢な食事をおごってもらっておいて、教えに反するからと感謝の一言も無しに去っていく。 そこまであからさまではないものの、監督の宗教への皮肉が感じられるというのが唯一の感想。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-06 23:06:36) |
8.いい作品だとは思います。あり得ないほどの偶然がいくつも重なる話ですが、前半の伏線もきちんと活かしているし、終盤の凛としたバベットの働きぶリも、さすが〝芸術家〟という感じ。 しかし、見慣れないデンマーク映画のせいか、かなり違和感があったことも事実。まず「美人姉妹」との触れ込みでしたが、「それほどでもない」というのが正直な感想。だいたい若い時代でさえ、けっこう老けて見えます。序盤は「この人たちと2時間つき合うのはけっこうキツいなぁ」と不安に思ったものです。 それに、バベットの登場で話は急展開していくわけですが、どうにも演出が地味。村人の心境の変化にしても、姉妹のバベットに対する思いにしても、わからなくはありませんが薄味です。何でもドボドボと醤油をぶっかけたくなる私には、晩餐会の上品な料理はいささか口に合わなかったようで。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-16 05:27:13) |
7.とても淡々として静かな映画。不思議な空気を醸し出した映画。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-01 17:21:41) |
6.《ネタバレ》 地味なのに痛快という不思議な味わいの作品。プロテスタントであることと寒村ということに加え、19世紀の灯りも相まって質素この上ない情景が綴られる。この質素さによって若かりし頃の姉妹がいっそう輝く。姉妹は敬虔な信者でありながら各エピソードによって温かみのある親近感を得る。物語ははっきり言って地味だ。でも退屈させない。クライマックスの晩餐会までの話の進め方も地味なりにサスペンスフルでじゅうぶん楽しませてくれる。料理はとても美味しそうで・・というよりお酒が美味しそうだ。もちろんそれを食し飲む人の表情からの判断でしかないが、一応お話上、料理を無視しようと腹に決めた連中だから大袈裟に美味しそうにはしないんだけど、結果的にその押さえた表情が良かった。まあ、わざとらしくトゲトゲした関係が食べた後に修復するってのは展開として大袈裟すぎのような気もするが。あと、調理シーンはもうちょっと魅せてほしかった。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-27 17:51:45) |
5.《ネタバレ》 ほのぼのとした雰囲気。村人たちは保守的でフランス料理なんて見たこともない。二人のおばあさんも可愛がっている住み込みフランス女性のお料理を懐疑的にみてる。よくあるグルメ漫画のような感じ。 【こまごま】さん [地上波(字幕)] 6点(2007-01-04 10:42:03) |
4.《ネタバレ》 全体的に絵画的な色調が美しい作品。バベットが登場するまでの30分間位は退屈ですが、その後は次第に画面に引きつけられて晩餐の準備からは目が離せなくなります。料理好きとしては本当に素晴らしい料理から晩餐会のシーンでした。最初は料理を敬遠しながらも、将軍の評価もあり、次第に料理に魅せられていく村人と同じ感覚で鑑賞している自分がいました。残念なことに私は典型的な日本人。神の領域の会話になると(最後のシーンもそうです)今ひとつ意味がわからなくて残念でした。この点数は私の神への理解の乏しさも反映していますので、ほんとはこれより言い点数の作品だと思います。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-03 19:12:42) |
3.最初の展開がたるい。坦々と進む。道徳の時間にでも見たらよろしいような染み方で心に染みる、坦々映画。 【ちょっこ】さん 6点(2003-10-13 15:10:22) |
2.たんたんと話がすすんでいく家に、豪華なクライマックスに・・・。映像もきれいです。ストーリーは面白かったなという感じです。 【omut】さん 6点(2003-07-15 04:27:20) |
1.暗い映像続きで正直途中で見るのをやめてしまおうか思った。しかし、それがあったおかげでよけいに最後のフランス料理のフルコースを作る主人公のウデと並んだ料理の素晴らしさは印象深かった。 【manaco】さん 6点(2003-05-24 14:29:46) |