6.《ネタバレ》 男の寂しさを埋めてあげようとする女性。そのような聖なる心を壊すような行為。まるで獣である。それでも彼の闇は何なのだろうと彼女はまたやってくる。しかし奥さんが死んだ時、彼の愛も持って行かれていたのだ。彼は孤独なのではなく、「空っぽ」だったのだ。それが分かった時、彼女は・・・。自分にとってのこの頃のベルトリッチの謎。それは魅力のない人物を描くのに、なぜこんなに見事な映像や音楽を用いて、映画を創るんだろうということ。この前作の「暗殺の森」で特にそう感じるようになった。果たしてベルトリッチが空っぽなのか?それともそういう人物に興味があるのか?後に傑作を創りだした彼の問題意識に興味がある。しかしなぜかベルトリッチを取り上げた映画批評の本ってないんだよね~。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-05-10 10:03:07) |
5.とかくガキの時分には「こういうの好きだって言えたらカッコいいよなー」で近づいて、結果的に好きになったような気になってしまう、ということがままあるわけで、この作品もそんな背伸び時代に観た一本。でも、よくよく考えてみたら、中年男の悲哀なんて解るトシでもねーし、マリア・シュナイダーはブスだし、って、最初はドミニク・サンダが演る筈だったらしいけど、どっちにしたってタイプじゃないし・・・で、割と最近になって見直したわけです、「完全版」ってヤツでね。文芸座のオールナイト興行で「私は好奇心の強い女」と「愛のコリーダ2000」との併映っていう狂ったような三本立てで。でもヴィットリオ・ストラーロの相変わらずの映像美とガトー・バルビエリのやたらエロなサックスの音色に酔わされた挙句、はじめて目撃したマリア・シュナイダーの剛毛でついに思考停止してしまい、結局冷静な判断が出来ずじまい。で、六点です。こんなもんでしょ、たぶん。 【じゅんのすけ】さん 6点(2003-06-03 00:18:01) |
4.「マイ ハッピネス」というのを面白く言ってたとこしか、記憶に残っていません。 【ケン太】さん 6点(2001-12-05 03:47:47) |
3.まだ若いせいか、その後の作品のような重厚感はないが、逆にあるとすれば野心だろう。ベルトルッチの野心を観ているような感じだ。才能ある感覚がでてはいるが、作品としてボクはあまり面白いと思わなかった。まぁ、ヨーロッパの映画はだいたいこんなかんじが多いけどね。 【あろえりーな】さん 6点(2001-10-31 23:37:04) |
2.この監督の作品ってこう言う作品なんだと言う色彩を持っていて良い。ただマーロン・ブランドってそもそも貫禄があり過ぎて、ホームレス(?)の役って似合ってなかったような。 【☆】さん 6点(2001-03-12 00:17:56) |
【ポキール】さん 6点(2000-12-24 17:01:05) |