1.歴史上に実在した人物の映画というのは、特にこの信長のような戦国武将ではそう多くないように思う。実際、自分はこの映画が始めて。それは映画の尺に歴史を収めようとすると、どうしてもダイジェストの様にならざるをえないからだと思う。だから大河ドラマが必要になってくる。 だが本作はとてもよくまとまっていた。信長の豪快さ、非凡さが90分という時間ながらよく伝わり、知識の全く無い自分でも楽しめた。中村錦之助さんも最初は線が細いなぁ、とか思っていたがどんどんハマってくる。 合戦が始まるまでが長く、またその合戦も人数は多いが迫力に欠けていたのは残念だが、このような大作映画がほとんど現在知られていないというのはチト寂しい。