4.《ネタバレ》 先に『汚れた血』から観てしまいましたが+コッチと『ポンヌフの恋人』は両方観た後でレビュー書いてますが、終盤のふたりの長い会話シーンなんかには三部作の共通性とゆーか共通テーマ・共通の表現技法なんかも見て取れるって感じかと思います、が、作品全体の雰囲気自体は(2作品と比べると)ややマイルド=絶望や緊迫、よりは憂鬱・不安・焦燥、の様な青春の有様が映し出されて居る様に見えますかね。その、比較的淡々と静かな…という意味でも、モノクロの画面は効果的だったと思いますし、そのモノクロの「黒」を巧みに使った様な「暗闇」の在る構図が特に綺麗だった・絵画的だったなと思います。ヒロインは、今作ではジュリエット・ビノシュではなくてミレーユ・ペリエという女優さんなのですが、中々どーしてま~た超・美形でま~た超・アンニュイなイイ~感じなのですよね~見惚れてしまいましたよね!やや、シャレオツなのは好いんだけど脈絡がチンプンカンプン&ちょっと淡々とし過ぎてる、みたいな時間帯も在ったかとは思いますが、全然最後まで興味深く観切れました。80年代っぽさも大いに在ったかとは思いますが、これぞフランス映画…的な醍醐味もしっかりと感じられましたし、良作かと。