1.《ネタバレ》 実話のようです。結局、イラクと戦争をした理由って、中国や韓国が国内の問題を反日にすり替えることと似たようなものだったのですね。権力の上位にいる人たちの都合です。CIAの「大量破壊兵器は無い」というレポートを捻じ曲げるだけでなく、開戦批判の矛先をCIA工作員の嘘つきにすり替えるあたりの手際が鮮やかで、今でも多くの局面であんなことをやってるんだな、という視線が生まれます。マイケル・ムーアの告発系ドキュメンタリーに比肩する力がありました。
興行のためとはいえ、自国の恥をハリウッドを通して世界に配信することも、彼の国の「自由」ってことなんですね。こんな映画、我が国にはありませんが、その告発姿勢は見習った方が良いんじゃないでしょうか。
ナオミ・ワッツの父親はきっと渋いオヤジなんだろうと思っていたらサム・シェパード登場。なんか、嬉しくなりました。