1.《ネタバレ》 別に高評価つけるのもなんだけど、この話は悪くはない。
映像演出も、おや?と思わせるものがある。
うまくリメイクすればよいホラー作品になったかも。
まずカメラワーク、好きだな・・
1シーンで、ガラスに映る去っていく男と見る女を撮るの。
何回かその手法は出てきたし、光の使い方もまばゆいくらい
使う使う(笑)車のガラスの使い方や階段や・・きりがない。
さすが若くても演出はうまいですよ。ホラーなのに品もあるし。
子供が壁にボールをぶつける音と、母親がきれて物を
壊す音との重ね方とか、赤ちゃんの鳴き声の使い方・・
正統派のホラーです。ただし、あの変なモノ(悪魔?)
は一回だけでいい。二回目は怖くないから笑うくらい
大げさなものに変えたほうがいい。
キューブリックのシャイニングを思い出したくらい、
惜しいところがある。
子役がかわいくないのは欠点。というか、うまくない。
母親はうまくて、目立っていた。
演出は大人なのにエンディングが子供じみてる!
これはわかりやすくしたのか、時間都合か現場の意見か・・?
物語は、ポルターガイストみたいなんだけど、
わりと見せる映像も多く不思議な映画だった。
この監督はホラーに向いてるとは思うけど、
ラストに親子の愛を入れたがるのね。
せっかくよいものを持ってるのに感動作にしちゃう・・
感動作にするには脚本も練り直さないと。