拳銃王のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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拳銃王

[ケンジュウオウ]
The Gunfighter
1950年上映時間:85分
平均点:7.50 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-11-13)
ドラマウエスタンモノクロ映画
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タイトル情報更新(2024-08-17)【にじばぶ】さん
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監督ヘンリー・キング
キャストグレゴリー・ペック(男優)ジミー・リンゴー
ヘレン・ウェスコット(女優)ペギー・ウォルシュ
ミラード・ミッチェル(男優)マーク・ストレット(保安官)
ジーン・パーカー(女優)モリー
カール・マルデン(男優)マック
スキップ・ホメイヤー(男優)ハント
アンソニー・ロス(男優)チャーリー
ヴァーナ・フェルトン(女優)ペニフェザー夫人
エレン・コービー(女優)デヴリン夫人
リチャード・ジャッケル(男優)エディー
原作アンドレ・ド・トス
ウィリアム・バワーズ
脚本ウィリアム・バワーズ
ウィリアム・セラーズ
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影アーサー・C・ミラー〔撮影〕
製作ナナリー・ジョンソン
配給セントラル
特撮フレッド・サーセン
美術トーマス・リトル
あらすじ
 物語は「有名になったお陰で命を狙われ続ける拳銃使い」という、他のウエスタンでもよく描かれるシチュエーション。主人公は、そんな人生をリセットして、新たな人生を生き直したい。昔のヤンチャ仲間は、名が通っていなかった為にやり直し、保安官にまでなっている。しかし主人公の名は西部中に轟いており妻は拒否する、8年会っていなかった息子は、自分が父だと知ってもいない。前に立ち寄った町で巻き込まれたイザコザの復讐をしに来る連中も、やってくる。この町にも彼を狙うチンピラがいる。彼は、妻と新しく生き直せるのか?
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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4.《ネタバレ》 面白い西部劇。

伝説のガンマンを撃って、自分の名をあげようとする話は
西部劇の中でちょくちょく出てくる。
大抵は、悪役なのだが、そのこと自体を映画にしたのが、
この映画もそうだが、ウォルターヒルの「ロングライダーズ」もそう。
こちらは、最後、伝説のガンマンを撃った後、皮肉な唄が流れるのが、ヒルらしい。

ジミーリンゴを不意打ちで撃ったガンマンは、嫌われるだろう。
西部劇では、汚いプレーをした者は、みんなに知られている。
アメリカ人の根底に流れる気持ちみたいのが分かる。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2023-08-09 20:37:29)
3.《ネタバレ》 わずか80分強の尺とは思えないくらい、序盤から中盤まで、次々にいろんな設定と登場人物が降りかかってきて、しかもそれが最小限の描写で的確に整理されている。この洗練ぶりには驚きです。後半は「制限時間」が大きくのしかかってきて、まるで真昼の決闘のような雰囲気が漂ってきますが、こっちの方が先立ったんですね~。もう後はみんなが一点に集中して爆発する手前、というタイミングになっても(留置場のオッサンだけはほったらかしですが・・・)、主人公を変化させる農場の青年が現れたり、ラストの伏線になっている保安官との会話がずっしり挿入されたりと、手抜きがないどころか、さらに脚本の冴えが際立っています。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-13 00:26:52)
2.《ネタバレ》 無敵のガンマンとして有名になったがゆえに、人生をやり直せなかった。
名を知られないために更正して保安官になれた昔の悪仲間との対比がくっきり。
これまでの生き方に疲れたアウトローがようやく更正しようとして、愛する家族との穏やで小さな幸せを夢見たとき、その希望の光を絶たれる。
シンプルで予想通りのストーリーだけれど、ラストに余韻が残る。
功名心にとらわれた若者に卑怯な不意打ちをされ、その復讐が自分と同じ道を辿らせることというのがなんとも切ない。
どれだけ孤独で辛いガンマン人生だったかがうかがい知れる。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-10 12:24:02)
1.《ネタバレ》  アメリカは州を超えると、犯罪者を逮捕・訴追することが出来ないとは、よく映画で見る事だ。このやり直せる社会というのは、人にやさしい仕組みだが、それはあくまで法律上の話。彼を撃ち殺して名を上げたいと思っている、多くのチンピラたちにとっては、そんな境界も決まりもない。
 人は、どこまで罪を背負うべきなのか、過去の罪と呪縛から逃れられるのか?なんて言うと大仰だが、そういった問題をはらんだ物語は、最後に若いチンピラに撃たれて終わる。罪は償わなければならない、という訳だ。だが、その時の主人公が若者に仕掛けた意趣返しは、考えてみると、ちょっと意地悪で怖い。復讐の連鎖ならぬ、「拳銃王の宿命」の連鎖が始まる。

 ところでジミーのモデルは、あのジョニー・リンゴーだそうで、ワイアット・アープの名が出てきて、彼を「子供のようなもの」と揶揄する所はちょっと笑う。あの牛泥棒たちの仲間も、見方を変えるとそれなりに好人物になるという事か。まあ実際、辺境の土地での倫理観なんて、今の日本人に伺う知ることは出来ないんだろうけど。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-22 03:17:34)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5220.00%
600.00%
7440.00%
800.00%
9330.00%
10110.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
脚本賞ウィリアム・バワーズ候補(ノミネート)原案賞
脚本賞アンドレ・ド・トス候補(ノミネート)原案賞

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