武士の献立のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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武士の献立

[ブシノコンダテ]
2013年上映時間:121分
平均点:5.80 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-12-14)
ドラマ時代劇グルメもの
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タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督朝原雄三
キャスト上戸彩(女優)舟木春
高良健吾(男優)舟木安信
西田敏行(男優)舟木伝内
余貴美子(女優)舟木満
成海璃子(女優)今井佐代
柄本佑(男優)今井定之進
緒形直人(男優)今井伝蔵
夏川結衣(女優)お貞の方~真如院
鹿賀丈史(男優)前田土佐守直躬
ふせえり(女優)浜路
宮川一朗太(男優)景山多聞
猪野学(男優)前田吉徳
海老瀬はな(女優)たみ
笹野高史(男優)薬売り
大森絢音(女優)春(少女時代)
浜野謙太(男優)浜口正太郎
中村雅俊語り
脚本朝原雄三
柏田道夫
山室有紀子
音楽岩代太郎
作詞Chara「恋文」
作曲Chara「恋文」
主題歌Chara「恋文」
撮影沖村志宏
製作平城隆司(製作代表)
松竹(「武士の献立」製作委員会)
電通(「武士の献立」製作委員会)
テレビ朝日(「武士の献立」製作委員会)
朝日放送(「武士の献立」製作委員会)
小学館(「武士の献立」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「武士の献立」製作委員会)
深澤宏(「武士の献立」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
配給松竹
特撮浅野秀二(VFXスーパーバイザー)
編集石島一秀
その他原正人(エクゼクティブ・アドバイザー)
IMAGICA(協力)
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3.《ネタバレ》 笑いあり涙ありで特に深刻な破綻もなく、良質の娯楽映画と思われる。不満があったのは、いいタイミングで父親が倒れるなど若干の都合良さがあったことと、ラストに再度土下座が出なかったこと程度だった。そのほかエンディングの曲がどこか無関係なところから持って来たような感じだったが、これは聞かなかったことにすれば済むことである。

ところで、料理人が地場の食材を掘り起こして回るというのは当時からあったことなのか、あるいは現在の加賀料理の中に劇中の大名料理がどの程度受け継がれているかといったことはよくわからない。饗応料理の考証などは別にして、実際のところかなりの創作部分が含まれているのだろうが、ただし舟木家が実在の武家であることは間違いないらしい。
武士というからには武を尊ぶのは当然としても、一方では社会の秩序と安定を維持する責任を負った社会階層という面もある。特に江戸時代ともなれば一人ひとりが“公”の心を持ち、それぞれが己のなすべきことを考える、というのも武士の本質をなしていたのではないかと想像され、その手段は剣術ばかりでないはずだという考えも容易に導かれる。御家騒動の一方の首領が単なる悪役ではなく、やはり藩のあるべき姿を考えていたというのは出来過ぎな気もするが、それでこそ終盤に「武士」と「献立」をちゃんと結びつけた台詞が出て来たわけで、出来過ぎではあるが感動的な場面だった。
続いてラストも舟木家の安泰を見通す形で終わっており(最後の地蔵は子宝祈願と思われる)、大名家も一介の武家も、料理を通じて未来へのつながりを残す形になっていた。これも出来過ぎという気はするが、全体としてまとまりのいいお話になっていたのは間違いない。

なおキャストも豪華で申し分ないが、個人的好みとしてはやはり主演女優の存在が映画全体の価値を上げている。江戸の料理屋の娘ならもっと“おきゃん”(時代劇用語)な場面があってもよかっただろうが、今回は武家の妻らしく健気でしおらしい様子も出ていてよかった。こんな可愛い嫁さんに古狸はないだろう、と劇中の親爺と同じ気分になる。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-25 19:57:10)(良:1票)
2.久しぶりに日本の良き文化・美を堪能できる作品に出会いました。時代は移れども、こういった作品を廃れることなく作り続けていってほしいものです。
ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-24 23:30:18)
1.《ネタバレ》  『武士の家計簿』『天地明察』など、ここのところ刀に物を言わさない時代劇が、多く作られてしかも皆それなりに面白く、私には嬉しい。

 商家の娘から武家の嫁になった料理上手な娘と、料理よりも武芸に執着している料理方の武士の、夫婦の愛情物語が主。江戸時代の料理、特に領主の公式料理方の話が従。武家の料理番というと、『鬼平犯科帳』に登場するねこ殿くらいしか見たことがない。それくらい珍しい着眼点ということなのだろう。
 ホントいうと、この主と従の割合が逆に、いやそこまででなくとももうちょっと料理の側に描写を割いても良かったんじゃないかと思う。

 主人公の安信の武芸への執着は、そのまま失った想い人への気持ちとなっており、それに相対する形で料理方というものが設定されており、まさしくそれが春なわけだ。
 それが、最後に料理と春を選ぶ結末が、実に微笑ましく優しい感動を受ける。

 少ない不満点を挙げるならば、加賀の料理、特に饗応料理の底力というか魅力というようなものを、細かに説明するくらいの時間を割いても良かったのではないか。加賀藩の安定を知らしめる、つまりは諍い事からの脱却を意味する宴を、彼らの料理がどのように支え、その料理にどのような意味付けがあったのか、なんて事を魅せて欲しかった気もした。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-27 19:19:49)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 5.80点
000.00%
116.67%
200.00%
300.00%
4213.33%
5213.33%
6533.33%
7320.00%
816.67%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 2.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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