30.《ネタバレ》 受け継いだ莫大な遺産を食い尽くしてしまう放蕩息子、ではなかったハワード・ヒューズの生き様が描かれています。世界一の、映画・飛行機・資産家を実現させた驚く程若い猪突猛進ぶりが眩しく、ディカプリオは正にハマり役でした。黒澤監督とは桁違いの8ヶ月の雲待ちに、狡っ辛い守銭奴とは違う破天荒さにアッパレ。 メンタルが犯されて行くのに、金では解決出来ない侘しさを感じるところです。 力作でしたがやはり長過ぎて休憩挟みながらの鑑賞となりました。 |
29.My 2nd flight to this master piece as a part of an exhibition held at MoMA, titled as "Dante Ferretti: Designing for the Big Screen". My not-functioning-well-antenna didn't pick up the name "Dante Ferretti" immediately even though I had been exposed to his other recent works as an art director, such as "Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles" (1994), "Gangs of New York" (2002), "Cold Mountain" (2003). I must admit that I wasn't patient enough during my 1st flight over 170 minutes but the 2nd experience was unexpectedly pleasant and comfortable ride. Somebody said that Di Caprio is the hell of good actor when he plays an extremely crazy guy and the fact that I'm getting used to that image would have been the reason I enjoyed all the way through to the ending. Of course, being able to watch this title with a big screen must have boosted my motivation. Can I say my name and the occupation out loud when I am so close to death? Probably not. The volume I can make at that moment would be the size of my life in this real world. Sadly, it's so true. 【kei】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-04-07 01:46:33) |
28.これ程個性的な役を体当たりで演じても、アカデミーは彼に厳しい。まだまだ成長が期待されるデカプリオには簡単に賞を与えない方が良いというプロジェクトでもあるのか?と思うくらい良かったんじゃないかな。これからもいろいろな役にチャレンジしてもらいたい。歳をとると若い頃よりいろんな役が出来るようになる。と市村正親が言ってました。作品としては確かに長いが面白いところもたくさんあった。ケイトの実家のシーンとか。墜落事故も凄かった。個々のエピソードは面白いのだが、ハワードヒューズという人物の性格上、調子がいい時と悪い時があるようなので、一貫した魅力の人物像にグイグイと引っ張られるような伝記ものに仕上げるのは無理な話。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-19 18:04:01) |
27.スコセッシのディカプリオと組んだ伝記映画なのですが出てくる人物が全員生き生きと1930年代の人間になりきって迫真の演技を披露してくれます。特に若きキャサリン・ヘップバーンを生き移したかのように演じきったケイト・ブランシェットは見事。 【白い男】さん [地上波(字幕)] 7点(2011-03-08 16:33:44) |
26.とても器用に丁寧に描いている映画で感情移入もうまくできますし、いいものを見せていただけたなあと感じました。また、ケイト・ブランシェットのキャサリン・ヘプバーンはよーく似せていましたね、感心しました。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-10 22:26:13) |
25.《ネタバレ》 伝記物は基本的に好きです、レオナルドに何かあげたいですね、HDD録画してPSPに落として中国出張時に観賞した記念すべき作品です。あ、このカキコは台湾のホテルからです^^ 【ないとれいん】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-04-25 19:11:58) |
24.《ネタバレ》 正統派、いかにもハリウッドという感じの映画でした。伝記ということもあり新しさは一切無いですが、ハーキュリーズの映像も自然な感じでとても完成度が高いなぁと関心しながら観ました。ストーリーも人物描写もケチの付け所はありませんでした。 【はんにまる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-18 19:27:26) (良:1票) |
23.若い頃、新聞等で“謎の男、ハワード・ヒューズ”等よく噂を聞いたものだ。 でもこの映画では聞きしに勝る人生。その意味では興味津々、凄く面白い作品だ。 とうてい自分には想像も実行も出来ない。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-05 18:51:22) |
22.《ネタバレ》 ハワードは夢を追いかけた人物として描かれていましたが、彼のやっていたことは、お金を湯水のように使って壮大な自分探しをしていただけのように感じました。経済学者のケインズだったらマクロ的な見地にたってハワードを擁護するでしょうが、さすがに庶民レベルではこの金の使い方は理解しがたい。同じ金持ちでもビルゲイツの金の使い方は、最終的には自分の全財産の95%を寄付すると言っているように社会への還元を目的としている。偉いですね。ただしビルゲイツじゃ映画にならないということです。ハワードの場合はコンプレックスや性格の欠陥が多すぎた。だから逆にヒューマニズムの観点から映画にすることができた。ハワードこそ人間の本質です。だから私はハワードは嫌いじゃない。若造の彼がお金にモノを言わせて、異分野である映画界に殴りこみをかける様子はバカらしくも痛快じゃありませんか。まるでハワードは日本のホリエモンです。ただしアメリカらしいのは、ハワードは吊るし上げられるはずだった上院調査委員会で逆に議員たちを論破して世論から喝采を浴びる。日本のマスコミだったらこういう異邦人の若者はバッシングしてつぶしてしまう。アメリカはだから強いのだと思う 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-29 20:56:48) |
21.ケイト・ブランシェットは見ただけで上手いと分かりますがディカプリオの演技が良いですね。これからどんどんと名優と呼ばれるようになっていくんじゃないかな。ハワード・ヒューズという大富豪をテーマに飛行機や映画作りに熱中する夢追い人を描いてる伝記映画ですが伝記映画なら死ぬまでを描いて欲しかったかな。あんな「未来への道だ、未来への道だ、未来への道だ・・・・」と何回も連呼されて終わる終わり方は長い割には中途半端な気もしました。 |
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20.《ネタバレ》 ちょっと中だるみしますね。潔癖症な事が影響を与えるでもなく、誰の助言を受けなくても公聴会を立派に乗り切るし、彼の魅力が金以外にあるから部下が付いていくとかが薄いよね。サクセスストーリと言うよりは、元からお金持ちだからかな。いや内容は好きです。2時間にまとめればよい作品になったんじゃないかな? 【お好み焼きは広島風】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-09 13:09:45) |
19.アカデミー賞まで頑張れディカプリオ!わけもなく応援したくなります。 【paraben】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-05-22 16:34:57) (笑:1票) |
18.長い映画だったけど退屈せずに見れた。振り返ってみるとストーリーは大胆奇行な男の半生を描いているだけでたいしたことなかったような気がする。やっぱりデカプリオの演技が迫力があったのがよかったのかなぁ。 【MS】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-30 01:49:38) |
17.よくある伝記物と違って、あまり時代背景の説明やエピソードの消化にこだわらず、ハワード・ヒューズという人物の偏執狂的なキャラクターに焦点を当てたのは正解だったと思う。終盤に描かれる、ヒューズの奇行と公聴会での見事な切り返しは、ヒューズという人物だけでなく、人間に普遍的な多面性というのを表しているようで迫力十分だった。「ギャング・オブ・ニューヨーク」では力量不足だと思ったディカプリオの役者としての本当の実力を見せつけられたようで感服。難を言えば、いまいち盛り上がらないラストか。3時間、物語につきあってきた観客が、「ああ、これで終わるんだ」と思わせるようなラストシーンを用意してほしかった。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-19 02:20:37) |
16.ギャングのやつよりはよっぽど面白かった。悪いことが重なった時は見ていても疲れてきますけど、最後の公聴会でのブリュースターとのやり取りはかっこよかったし、スカッとした。巨大な飛行機のテスト飛行が成功したときもなかなかグッときました。まあ確かに神経質な主人公に上に長大な映画なので疲れますけど。 【りょう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-08 01:33:12) |
15.途中、「アビエイター」よりも「地獄の天使」が観たくなった。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-12 20:05:18) (良:1票)(笑:2票) |
14.そういや昔「空手バカ一代」ってマンガがあったなあ。この映画のディカプリオは正に「航空機&映画製作バカ一代」って感じですね。俺もヒューズと同じく進行性の難聴で(←遺伝的なもので治療不可)アルコールや水代わりにミルクばっか飲んでる男です。だからかもしれないけど、彼の誇大被害妄想的性格は、他人事とは思えないほどよく理解出来ました。しかも莫大なマネーを動かせる環境に身を置けば、ああなっちゃうのは仕方のない事だと思います。ただこの映画、ハリウッドの裏事情、例えばキャサリン・ヘップバーンとスペンサー・トレーシーの関係とか扇情的ウエスタン「ならず者」についてだとか、ある程度の予備知識がないと理解するのは難しいかもしれないですね。そういう意味じゃスケールといい、ダイナミックな描写といい、「ミリオンダラー・ベイビー」よりこちらの方がアカデミー会員好みだと思ったんだけどなあ。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-08 11:49:14) |
13.《ネタバレ》 かつて強迫性障害に苦しめられ追い詰められた経験を持つ人間として、同じ病気に苦しんだというハワード・ヒューズの生涯に関しては、興味があったので見てみた。もう1つこの映画を 見ようと思った理由は母さんが大のレオナルド・ディカプリオファンで、「レオ様レオ様w」うるさいから、母さんのご機嫌とりの為に借りてきたって感じかなw 正直、強迫性障害という病気について予備知識を持っていない人や、自分自身が強迫性障害に苦しみこの病気の理不尽な恐ろしさについて経験したことのない人達の目には、汚染恐怖や繰り返しを伴う儀式恐怖etc、ディカプリオが映画中に演じていた部分は、なんのことやら意味不明にうつったんじゃないかなって思うよ。、この映画を苦笑いしながら余裕を持って視聴していられるまでに回復した今の 自分に改めて、「本当に良かったな、治って」と声をかけてやったよ(^^)映画前半は、ハワード・ヒューズのあまりの我侭・横暴ぶりにあんぐりwww映画中盤は、彼の飛行機に対する情熱・男らしさにホレボレ、ついでに彼の桁外れまくりの金銭感覚に唖然w・映画後半は、精神を病んだ彼の辛さが俺なりに分かったので、何も言葉をかけられそうになかった。でも、公聴会に召還され、上議員議員に堂々とした力強い口調で対抗する彼の姿を見ることができて嬉しかった。ぶっちゃけこのシーンが1番好きだ。狐のようなズル賢い議員に毅然とした態度で1点の曇りもない迷いのない瞳で熱く意見を述べるシーンには胸がスッとしたし、彼の熱い意思が伝わってきた。もちろんそんなヒューズを好演したディカプリオに賛辞を送りたいと思う。 【アキト】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-16 01:48:11) |
12.《ネタバレ》 ディカプリオはやっぱり変わった感じの役をやらせる方がいいんだなぁと痛感した。タイタニックのようなヒーローはヘタクソ。ヒューズは変わり者だったそうだから割と上手く演じることができたと思うけど、5年後くらいにやった方がよかった気がする。ちと若すぎたね。 キャサリン・ヘップバーン役もエバ・ガードナー役も上手かったと思うけど、どちらかというとエバ・ガードナーの方が良かったと思う。キャサリンは本当にさばさばした女性だったのかもしれないけど、私はあのさばさばがなんだか演技っぽくて、狙ってるような感じに思えてしまったのです。だからケイト・ブランシェットがアカデミー助演女優賞を取ったのは当然だったのだろうけど、かなり狙ってたような感じでどうもねぇ。。。と思ってしまいました。 【yukaori】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-05 13:38:50) |
11.《ネタバレ》 確かに「失敗作」と呼ばれても仕方のなかった(けれど、ぼくは大好きです)スコセッシ監督の前作『ギャング・オブ・ニューヨーク』に比べる時、いかにも楽しんで撮っている高揚感が伝わってくるぶん、楽しく見ることができた。言うなればこの映画、往年のジョセフ・L・マンキウィッツ監督の『イブの総て』や『裸足の伯爵夫人』を想わせる人間ドラマと娯楽性のバランスにおいて、最近のアメリカ映画じゃ最も「上質」な部類の大作だとは思う。けれど… 冒頭に置かれた、幼いハワード・ヒューズとその母親の奇妙なエピソード。それは、後年のヒューズが悩まされた激烈な強迫神経症の「原因」を暗示(というより、むしろ“明示”)するものだ。と同時に、彼の映画と飛行機と女性遍歴をめぐる冒険への度を越したのめり込みを、すべて母親である彼女の影響下によるものだと「分析」するものとしてあった。そのシーンがラストにもう一度登場する時、この映画が、「映像と航空機とセックスの世紀」である20世紀の象徴的人物を精神分析し、その<臨床例>をめざしたものであることをぼくたちは了解するのだ。言い換えるならこれは、ヒューズという人物の「伝記」というより以上に、彼を通じて「20世紀」という時代を“診断(!)”することをめざされたものに他ならない。 ただ、ハワード・ヒューズを単なる“マザコンの卑小な神経症患者”に過ぎない…というのが言い過ぎなら、彼をあまりにも「現代」の戯画(カリカチュア)として描くことは、一方で作品そのものを“矮小化”することにつながらないだろうか? つまり「心理」や「内面」を分析し説明しすぎてしまうことは、映画を、ひいては芸術というものをただの「人間主義的なスケール」に陥れることになりかねない…。 思えば、映画の冒頭に母親を持ってくる点をはじめ、この映画は『市民ケーン』をほうふつさせるところがある。けれど、あそこでウェルズは、主人公の新聞王と母親の関係を決して分析したりしなかった。そして映画の最後に、あの名高い「バラのつぼみ」として明かしてみせたのだった。…そういうハッタリこそが、この映画には、というかスコセッシ監督には決定的に欠けている。 同じハワード・ヒューズを描くものなら、たぶん『ロケッティア』というほとんど忘れ去られたSF冒険映画の方が、はるかに「神話的」かつ「映画的」だとぼくは思う。… 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-23 20:49:18) (良:1票) |