31.よくあるスポ根ものかと思っていたら、さにあらず。なかなか沁みるお話でした。姉妹の情や葛藤や確執を軸にして、トム・ハンクスの豹変(成長)もあり、あの不健康そうなマドンナの韋駄天姿もあり。それに男女差別やルッキズムの問題、夫の帰還を待つ家庭の問題も含みつつ、けっして暗くならないところがいい。 もっと俯瞰して見れば、そもそも戦争にプロの野球選手をごっそり動員するところがすごいし、それでリーグを休止するのではなく、ならば女子にやらせようという発想も、それに応募する女子が大量に発生するところもすごい。アメリカの対外的には「とにかく圧倒的な力を誇示しなければ」という姿勢と、国内向けには「何があろうとエンタメを堅持するぞ」という意地が垣間見れます。こんな国と戦争しても勝てっこないですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-29 22:31:53) |
30.《ネタバレ》 人間ドラマもしっかり描かれていて楽しく観れた。 ラストも妹の方が勝ってたけどストーリー的にああするしかなかっただろうな。 そして女子リーグは人気を無くして消滅。 そういう歴史的事実があるから老後も元気で野球している登場人物を出した。 ちょっと泣ける気持ちのいい終わり方だった。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-12-30 05:28:24) |
29.《ネタバレ》 姉妹で急ぎ足になる帰り道のとことか、スカウトが妹の肩の筋肉に触って「いけるかも」と思う変化とか、走りながら列車にカバンをホイホイ投げ入れていくとことか、至って職人的な腕を持った監督で、もう「女性監督」という肩書きで売りにする時代じゃないな、と思わせた映画。当時のニュースで彼女らを紹介していったシーン、マーラのとこでロングになるのが傑作。クソガキを登場させるつなぎ方とかね。テーマは「戦争と女性の社会進出」のお話で、男がいない時代のつなぎとしての・二流の・副次的な・キワモノとしての女性野球。ミニスカートをはかされ、屈辱的とまではいかないまでも、オアソビ的な設定。これに対してヒロインたちはマッスグに反発するんじゃなく、「よーし、それならその中でやってやろうじゃないか」となる女性ならではのしたたかさが見どころ。適度に男の顔も立てながら(ライフの写真)、自分たちのほうへ引きずり込んでいってしまう。酔いどれ監督も次第に生き生きしてくる、というわけ。ワンシーンだけど、実力はあってもどうにもならない黒人女性への目配りも欠かさないところに膨らみがある。後半旦那の帰還あたりから、ちょっと甘くなったか。今の日本なら女子サッカーを念頭に置いて観ることが出来そうだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-01-25 10:09:46) |
28.《ネタバレ》 ジーナ・デイビスはもちろん、他の役者さんもいい野球選手の面構えでした。試合のシーン、もう少ししっかり描いていれば、「がんばれ!ベアーズ」並のいい作品になっていたのになあ。評判の悪い邦題を、蛮勇ふるってワタシがつけるとすると、「①彼女たちのベースボール」、「②おかみさんたちのワールドシリーズ」、「③スカートとキャッチャーミット」。…邦題つけるのって、難しいっす。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-16 09:44:02) |
27.《ネタバレ》 第2次大戦中、若い男性の多くが戦場に赴き、その男達に代わって女性が立ち上がり発足した女子プロ野球を描いた作品ですが、元気一杯、一生懸命プレーする女性たちが実に爽やかで魅力的です。ペニー・マーシャル監督の女性の視点で描いた事も良かったんだと思います。鑑賞後は彼女たちに元気を一杯もらったような気がしました。とてもいい映画だと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-07 23:35:28) |
26.ペニー・マーシャル監督と私の相性は良いらしい。「レナードの朝」しかり「勇気あるもの」しかり。そして今作もそうであった。戦時下において全力でプレーを楽しむ女性達(しかも実話モノ)に拍手を送りたい。一応、主役はトム・ハンクスになっているが、「プリティ・リーグ」の彼女たちこそが真の主役なんだろうなぁ。 【ライヒマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-09-09 17:28:27) |
25.トム・ハンクスとジーナ・デイビスが変に恋愛関係にさせなかった辺りのセンスもいい。「ビッグ」もだけど、女性監督らしいさっぱりした展開で盛り上がりもあるし本当に面白い。何度観てもティア・レオーニが認識できなかったんだけど、先日ようやく分かりました。女性達が元気な映画は基本的にハズレが無いんじゃないかな? |
24.エンドロールのバックで映る、野球をするおばあさん達が本当の昔のプレーヤーなんですね。歳をとってもさすがにうまいものです。野球映画って、俳優のプレーがヘタだとそれだけで観る気がなくなるものですが、この映画の女優達はがんばっていると思います。子供の頃に遊びでやっている男と違って、女性があれだけやるには、相当練習したはずで、それだけでこの映画を評価したくなります。野球と人間に対する愛情が感じられて、見終わって幸福な気分になれるいい映画です。チラ、チラとしか映りませんが、ティア・レオーニが端役で出ていてびっくりしました。 【とらおとめ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-03 18:48:43) |
23.《ネタバレ》 私はなぜか、「そして時は流れ・・・」という展開に弱いです。本作でも、かつて一緒にプレーした仲間たちと出会い、またかつての監督もいまや亡き人になっていたシーンに、ちょっとウルッときました。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-12 00:16:32) |
22.想像してたもの(メジャーリーグのようなコメディタッチのスポ根もの)と全く違って、ヒューマンタッチなドラマでした。スカっとした映画が観たい気分だったので少し肩透かしを食らわされたような気がしますが、これはこれで悪くない映画でした。それにしても、同時代、スポーツどころかその日の食べ物すらロクに有りつけないほどのひもじい生活を強いられていた日本に比べ、アメリカは豊かだったんだなぁ、平和だなぁ、と、別な意味でも感慨深い映画でした。 |
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21.お色気B級映画みたいな邦題がついているので一見するとB級映画のようだが良く見るとキャストは豪華だった。内容は原題の通り、闘う女性を描くコメディタッチではあるがややシリアスな感動狙いの戦時中に実際に存在した女子プロ野球リーグを題材にした話。五輪で女子サッカーが注目されていたが、普段男子のスポーツと思われているスポーツで、想像以上の力を見せてくれる女子選手達の真剣勝負はそれはそれで面白いもの。投手が150kmの剛速球を投げれば、打者がそれを140m先へ打ち返してみせる、常人には出来ないようなプレーを見せるというのもやはりプロスポーツではあるが、客を魅せられるプレーというのはそれだけではない。高校野球好きの日本人の気質にも合った映画と言える。良作 【Arufu】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-11-12 22:37:01) |
20.スポーツものとしての突っ込みはやや甘いが、その分、グラウンド外の部分を丁寧に描いていて好感が持てる。ジーナ・デイビスは、プレイ姿も立ち居振る舞いも凜としていて最高に格好良く、まさに適役。逆に、トム・ハンクスは、いくら不良中年の演技をしても、どうみてもいい人そうに見えてしまって、ミスキャストだったと思う。脇役の人たちのキャラクター創造にも十分配慮されていて、監督の誠実な姿勢を感じる。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-15 02:05:14) |
【PAD】さん 7点(2004-10-13 15:23:38) |
18.古きよき時代の女達はスカートを着せられ化粧をさせられグラウンドでお茶を入れたり編み物をやったりさせられながらも野球をあきらめなかった。男のバカな理想や願望にも付き合ってやる。showとしての野球を要求されればファウルボールをとった奴にキスもするしスカートで滑り込みもやってやる。それだけ女性が活躍できる場所が少ない時代だったからかもしれない。でもこんな逆風にも負けず最善を尽くせる人がどれだけいるだろうか。戦う相手はそれだけではない。男性同様バスで広大なアメリカ中を旅して回り、厳しいスケジュールや怪我とも戦い、そして家族とも離れ、何より戦争で戦う夫の帰りを待っている。でも女だからってみんなか弱い女の子とは程遠く、運動神経抜群の全米から選抜されたアスリートである。強いってカッコいい!!だからスポーツって素敵だ。そして歳をとって思い出せる輝ける日々を今自分が過ごせているのだろうか。。。これからこれから!それにしてもトム・ハンクスうますぎ!!どう見てもうらぶれた足を故障しお払い箱になった野球選手にしか見えない!! |
17.妹のキットが良かったっす。最後に出てくる女優 そんなに似てたかいな? もっぺん見てみよ。 【きつま】さん 7点(2004-04-03 11:46:10) |
16.映画自体はそんなに古い方じゃないのに、すっごく古いように感じたのは私だけでしょうか?狙いはまぁ昔の話だからハズレじゃないんですけどね。お姉さん(?)たちがスカートで野球をやるというのは、面白かったですね。それも、結構本気だし(^^)野球はエンターテイメントみたいな考えがアメリカって感じでいいですね。 |
15.何気に侮れない完成度の高さを持っている本作品・・・損はさせない面白さを持っていますね。単なる可愛いだけのスポーツ物だと思っているなら大間違いです。トム・ハンクスの好演もさることながら女性キャストの活躍ぶりには思わず手に汗握ることでしょう。お薦め出来る映画ですね。 【たにっち】さん 7点(2004-03-06 18:08:01) |
14.初めと終わりのお婆さん達の野球(かなりのレベルですよね。決して老人の動きではない)や、途中で黒人女性が豪速球を返してくるあたり、さり気なく色々と伝えてきますね。 題材が良かったって事でしょう。とても上手く作ってあると思います。見るたびに感動します。 【♯34】さん 7点(2003-11-20 16:29:50) |
13.女性が野球をやることのおもしろさ、女だからこその悩みや葛藤が伝わってきた。最後の歳をとってからの再会シーンもすごい良かった。 【ブルー・ベア】さん 7点(2003-11-06 11:17:40) |
12.昔はチョクチョク放送されていたのに、最近やってない。久しぶりに見たいなー・・・ |