84.《ネタバレ》 ホテルの中を三輪車で走ってるところ、音楽がカッコよかったかな。 スクリーンで見たい 【へまち】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-08-14 21:21:55) |
83.ずいぶん前に観た感想ですが、俗に言う洋画ホラーよりも邦画ホラーの方が苦手な私には なかなかの怖さでした。何というか静かな恐怖。お化け屋敷みたいなドキドキ感。 でも一番怖かったのはジャック・ニコルソンの演技かも。 最後まで訳のわからん怖さで長尺を耐え抜いた挙句のあのラスト。 ポカーンであった。 結局そのあと原作者のスティーブン・キングの言う名文句(クレーム) 「あれはデカくてド派手なキャデラックだ、エンジンが無いけどね」 が気になって原作も読んだけど、確かにその例えはぴったんこ。 でもキューブリックの作ったあの世界観は誰も真似できないアートでもあると思う。 そしてそれは映画の古典となり、その後たくさんの名作子孫を残した功績を讃える。 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2021-07-17 21:43:24) (良:1票) |
82.むかーしVHSで長尺版を見て、今回プライムで短縮版を鑑賞。VHS版を見た時は何が面白いのかわかんなかったけど、見てるこっちが小僧だっただけだね。40歳を過ぎた今、プライム版を見直してみたら、あっという間にひきこまれてしまった。こんなに面白いかったかね。いろんな映画を見て、経験値がたまった状態で見ると良さがわかるのかな、あと、普段から顔が怖いことこの上ないジャック・ニコルソンだから成功したのだろう。映画好きのおっさん達は皆見るべし。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-01 15:01:53) (良:1票) |
81.コロナ禍の暗雲漂う2020年の春、ペンデレツキ御大と志村けん師匠の訃報を相次いで報道で目にして、「ついに巨星墜つ」との言葉が脳裏をよぎったのですが、どちらの死に対してその言葉が浮かんだのかは私自身も判然といたしませぬ。 そのペンデレツキ、これは古い記憶なので間違ってたらゴメンナサイなのですが、だいぶ前に音楽雑誌(音友か?レコ芸か?)に彼のインタビュー記事が載っていて、「そういえばキューブリックが私の音楽を映画で使っているらしいですね」とか言ってるのを読んで、「オイオイどんな映画でどんな使われ方しているのか本人が把握してないのかよ」と驚いた記憶があるのですが、後で考えると本人が全く知らないはずはなく、要は興味がないのかな、と。 とにかく、その彼の前衛バリバリ時代のホラーな音楽が使われている、ってコトなんですが、私もそんなによく知ってる訳じゃないのでスミマセン。正直、彼の曲はどれもこれもあまり区別がついていなかったりします(笑)。三輪車のダニーが双子のオバケに出会う場面が「デ・ナトゥーラ・ソノリス第1番」、終盤の迷路の場面が「弦楽合奏とテープのためのカノン」、ってなところ、ぐらい。 しかしそれよりも、普通にクラシック音楽のレパートリーに入りまくっているバルトークの「弦チェレ」の方が、しっかりと不気味さを出してて、えらく映画にマッチしてしまっております。 冒頭のグレゴリオ聖歌「怒りの日」(音色は明らかに幻想交響曲第5楽章のイメージ)も印象的ですが、水上・地表・空中を問わずスイスイと滑っていくようなカメラが超自然性みたいなものを感じさせ、音楽がそこにピタリとハマってます。 で、それはともかく(前置き長過ぎ)、この『シャイニング』。 原作者キングがこの映画化作品に対し、かなり強い不満を持っている、というのは有名な話だけど、私は原作小説に対してあまり面白さを感じられなかったので(ばらまかれたメタファーにまるで恐怖を感じない。それに比べるとメタファーが主人公をとことん追い詰めるゴールディングの「蠅の王」がどれだけコワかったことか)、むしろ、楽しそうなモメ事、くらいにしか思ってなかったんですけどね。 ただ、映画の方も、コワいというのとは、ちょっと違うかも知れない。一番コワいのは、奥さん役のシェリー・デュヴァルの顔(失礼な)。映画には何とも言えぬ不気味さが横溢しておりますが、幾何学的に作り込まれた部分は、ホラーらしからぬものも感じます。それはすなわち、「神秘的」と「人工的」との、紙一重のところ、ということかも知れないけれど、その点が作品の特徴であり、そのおかげで本作が独特の地位を保っているのもまた、確か。 そう、「視点の不気味さ」みたいなものが、ありますね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-27 14:15:54) |
80.《ネタバレ》 最後に観てからずいぶん経ちますが、ストーリー云々というよりもあの無機質なホテルの雰囲気がとても不気味で印象的です。なかなか今の映画ではお目にかかれない。さすがだと思います。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-02 15:15:56) |
79.《ネタバレ》 いやこれは怖い。こんな怖い映画は見たことがない。が、傑作。 まず音楽が怖い。何が起こるのかまったく分からない場面でじんじんとくる。 閉鎖恐怖症的な怖さ。子供が三輪車でホテルをぐるぐる回るのがなんであんなに恐ろしいのか。 ジャックの顔や奥さんの顔。目を見開いたまま表情がない子供の顔。そういえば「REDRUM...」の繰り返しも意味が分からずおっかなかった。 身近な家族が狂っていく恐怖というのはもちろんだけど、後に引くような心をかき乱す怖さなのだ。PTSDになる人もいるだろう。 ともかくも演出が計算しつくされたに違いない。ホラーの傑作。 よく分からなかったのはジャックが狂っていった原因。 奥さんの幻視も必要なかったんじゃないか?そういえば、終盤の犬男も訳が分からない。 ラストは何だろうね。これらがすっきりしなかったので、8点ではなく7点。 なんで9点にしないのか?こんな怖い思いは当分の間したくない、忘れたころに見返したい。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-06 22:50:18) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 3回目かな、久しぶりの鑑賞、息子と母親が助かるのを知っていてもハラハラドキドキです。ラジー賞候補、監督賞は異議ありですが主演女優賞は肯けます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-13 22:12:22) |
77.物語は比較的普通だが、音や特に映像が素晴らしい。 怖いというよりはよく出来た映画、という作品として評価できる。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-02 16:59:24) |
76.《ネタバレ》 怖い!旦那も嫁も子供も!この映画そのものが! やっと重い腰をあげてみることにした。まぁ見る理由も出来たんです。 結末も名シーンも知ってる訳ですが旦那が狂って行く様子は想像以上にヒリヒリしていてビビりました恐ろしいです。目つき、表情、手の動き、その一挙手一投足がとにかく不気味で何をしでかすかわからない。怖い。とにかく怖い。 嫁も怖い。まず顔が怖い。後半になるとさらに怖い。目玉が怖い。 子供も怖い。何考えているかさっぱりわからない。突然声が変になるし怖い。しかも策士。 ホテルも怖い。広い。寒そう。 それに恐怖の幻覚の数々なんなんですかアイツら。完全に憑かれてる場所じゃないですか。あの熊なんですか。 音楽も終盤になんなんですかあの声は。 いや、もう怖いしシュールだし、面白いし、いろいろわからない点も多いですけどコレは傑作ですね。 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-10-21 01:30:21) (笑:1票) |
75.《ネタバレ》 名作ホラーと言う事で見てみたが、絶賛されるほどの映画には思えなかった。とは言えジャックの狂気に満ちた顔や、ウェンディの恐怖におののく顔は素晴らしい演技だし、暗闇やスプラッタを使わずに恐怖を描けているのも大したものだ。一番怖かったのはタイプライターの原稿かな。 人間ドラマや見終わった後に残るものがあまり無いので、そういった点で「CUBE」の方が好み。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-06-14 23:55:51) |
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74.ラー映画の古典と言うことで初めて観てみた。恐怖を演出するために様々な細かい仕掛けがしてあるのは感じられたが、タイトルにもなっているシャイニング(超能力)が全然生かされていない感じがする。超能力は無くともこの物語は成立してしまうんじゃない?で、一番恐怖を覚えたシーンだが、有名な迷路のシーンでも腐敗した女性でもなく、タイプした小説だと思ってたのが全て同じ文章の繰り返しだったとこかな。あそこはゾッとした。好み35/50、演出11/15、脚本12/15、演技8/10、技術8/10、合計74/100→7/10点 |
73.《ネタバレ》 映像、音に圧倒的な力があり惹き込まれる。 スタンリーキューブリックが天才というのはなんとなく分かる。 重低音を流して緊張感を持たせており、カットも普段はあまり頻繁に切り替わらないのにホラーシーンでは 一瞬だけ不気味なカットを挿入させるなど、メリハリが聞いている。 シナリオ上は人間の狂気にフォーカスしていて、狂っていくジャックとそれに怯えるウェンディ、ダニーというシンプルな構図。 説明不足だが人数が少ないため混乱することはないと思う。 今回見たのは119分版だが、143分の方が評判がいいらしい。 ダニーが超能力を獲得する過程が描かれているらしく、確かにその方がいい気がする。 【Donatello】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-27 01:26:43) |
72.《ネタバレ》 重厚なオカルト映画。 ただしクライマックスの場面では今のこねくり回す展開に馴れた者にはさっぱり風味に感じるでしょう。 音楽が怖かった。 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-12-25 03:21:17) |
71.見終えて、展開があったのかなかったのかわからないような、 すごく変な映画だなあ、という感想。 印象に残ったのは、何より役者の演技と、なんというか、全体的な呆気なさ。 ホラー映画かパニック映画、サスペンス映画あたりだろうと思って観たが、 変なヒューマン映画だという感じがした。 【麻田葉一】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-29 17:04:31) |
70.血しぶきを上げるエレベーターや謎の双子、楽し気に見えないパーティ等、印象的なシーンが恐ろしさを助長する。 おばけ屋敷の様なビックリシーンは無いのだけれど、手に汗握るとは正にこの事。キューブリック作品を面白いと思うにはまだまだ子供だった私ですが、大変興味深く鑑賞出来ました。あんなに寒ざむしかった雪の撮影が夏場だった事にも驚きです。 【Kの紅茶】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-03 19:08:48) |
69.何故かいままで見ずにスルーしていた映画。基本、ホラーを借りてまで見るタイプではないので。なので、今さら初めて見た。20年以上前の映画なのに古さを感じないで引き込まれた。正直私の年令になると、この手の映画は驚きこそすれ怖くはないのだが、ジャックニコルソンの怪演に負けじと、他の役者も素晴らしい演技をしている。恐がりさんには怖い映画だろうと思うので、見るのに覚悟が必要になると思うが、ホラーが得意な人には、ホラーというよりも狂気に導かれていく人間ドラマとして十分楽しめると思った。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-09-10 13:44:47) |
68.ジャック・ニコルソンを選んだキューブリックの勝ち。 |
67.奥さんの顔、ジャック・ニコルソンの怪演、音楽、そしてオチまでたまらんですね。ただ、シャイニングという能力がさほど物語に関係ないのが残念というか、ならタイトル変えちゃえばよかったのにと思いました。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 23:28:46) |
66.ストーリーには?がある。理詰めじゃないというのは時代かな。演出を楽しむ映画になってる。ジャックニコルソンは巧いを越えて笑わせようとしてるように見えるし、子供の行動にもシュールが入っていて、ホラーの雰囲気を逆に盛り上げる。なんか楳図かずおぽいとこもあるんだよね。キューブリックらしさも満載。幾何学的な迷路の上空のえとか、セットにもね。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-07 20:29:08) |
65.《ネタバレ》 ただのホラーといえばそれまでなのですが、キューブリックが料理するとここまでのものになるとは。オープニング、空撮から美しい自然に囲まれたホテルへフォーカスしてゆくショットから期待が高まり、一介の雇われ管理人から徐々に変貌してゆくジャック・ニコルソンのあくの強い演技も見事にはまっています。静まり返ったホテルの廊下を走る三輪車を後方から撮るステディカムのぶれない画像、絨毯やリノリウムの床などを通過する際に出る車輪の摩擦音、そして停車する際に映る超現実的な映像。突然の大音響と血みどろの映像が主体ではなく、人の内面からにじみ出るものをキューブリック独特の質感とともに映すことに成功した作品といえます。 【さめがい】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-18 13:18:20) |