3.《ネタバレ》 フリッツ・ラングとモノクロ映像と犯罪映画。
鉄板で面白い。
安定した面白さ。
下手に時間軸をずらしたりせず真っ向勝負で分かりやすいのも好み。
主人公のオッサンがこれまた絶妙に冴えないのがリアルすぎる。
「女で人生を棒に振る」を映像化した内容で、このオッサンが不幸になればなるほど何だかスッキリするのは、私の性格が捻くれているせいだろうか?
女に暴力を振るっていた彼氏が冤罪で死刑になったのに何故だか大して可哀想だと思えないのは、私の人格が歪んでいるせいだろうか?
オッサンが女に求婚するが、キモいと拒否られるシーン。
それまでフレンドリーだったのに態度が急に冷たくなる。
女のこの変わり身よう…なんか経験あるよなぁ、酷いよなぁ。
オッサンがホテルで一人落ち込んでいる時、ホテルのネオンサインがひたすら点滅しているシーン。
虚しさが倍増する心憎い演出でとても気に入った。