3.《ネタバレ》 とりあえずサンドラは好きだから、相手役の男がイマイチでも、サンドラだけ見ていればなんとかなる。私の場合。
そして、ひかえめな演出も、まあまあよい。揺れるカメラは嫌いだが。
そして、宗教映画…だな、ということもまあいいか。
宗教心を、信仰を持たない人間は「迷う」であって、「時間」にすら迷うのだと。
録画を消去してしまったので、もう確認ができないのだが、疑問が残る。
「鳥の死骸」は、日曜日の夜の落雷?で落ちてきたはず…。ですよね。
木曜日にそれをゴミ箱に入れた。はず?
けれど「その前の曜日」にゴミ箱を開けたら「死骸があった」というシーンがあったはずなんだが、どういうことだろう。
もうひとつは「長女の顔のケガ」は火曜日だった。
けれど、始まりの木曜日には、長女の顔って、どうなっていたっけ?
映画の中では、長女の顔のケガに気付くのは土曜日なのだが、木曜日にもケガがあったはずなのに、それについては、いったいどうなっていたのだっけ。
水曜日には長女の出演シーンはなかったからいいのだが。
あれえ、これって…。
で、意図的なのだとしか思えないのだが「新聞を取っていないor読まない」とか、「TVをつけない」とか、カレンダーがどこにも張ってないだとか、そういう小細工がありますよね。
それって…ううむ、これはリンダの回想ということ?妊娠して寝ているリンダがラストで目覚める前の夢ということ?
そうすると、「鳥の死骸」や「長女の顔の傷」の矛盾も解けるというか、それならどんな矛盾もOK。
しかし、それだとシャッフルの謎で引っ張るというのはどうなのかなあ。謎じゃないわけだから。
原題は「Premonition」で「前兆」という意味らしいので、もともと「シャッフル」という題名なわけではないのですよね。
全体として悪くはないが、夫役にもう少し魅力のある俳優(死んで惜しいと思うくらいの)を当てて欲しかったのと、構成がこれで「合っている」のかどうかがやっぱり気になる。