4.《ネタバレ》 面白い。錦戸亮君の声質が好きなので、木島安兵衛が最高に良かったです。
かっこよさと面白さを兼ね備えた最強のキャラクター、ここに誕生。
武士の生き方や振る舞いってのを、今の日本人はもう一度見習うべきかもしれませんね。
尺の都合上仕方のないことではありますが、ほとんど何の葛藤もなく現代に溶け込んでしまったのはちょっともったいなかったか。ケーキを作り始めちゃったのはいささか唐突に感じました。
物語序盤はジェネレーションギャップというのか、カルチャーショックというのか、そういったものに大いに笑い、物語後半は頑張るお父さんの姿に励まされる。なんだか随分と元気をもらえる映画でした。
他の方同様、ファーストフード店で友也たちを叱るシーンは最高に良かったです。あれこそ今の日本人が忘れてしまった心かもしれません。ケーキバトルの決勝戦、友也のミスを『それでは仕上げにまいろう』と言って、何てこと無い感じで最上のフォローをするのがまたかっこいい。それが洗濯物を畳みながら泣いている友也君につながっちゃうかと思うと、こちらも泣かずにはいられません。
笑って、泣いて、感動して、一本の映画で喜怒哀楽全部もっていかれました。
ただ最後がね。そりゃないよ。せつねーよ。これからってところで強制送還。地蔵、あんた悪ぃやつだな。
なんか無理矢理良い話っぽく終らせましたが、やっぱ3人仲良く暮らしてほしかったです。