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昭和おんな博徒

[ショウワオンナバクト]
1972年上映時間:91分
平均点:7.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-05-27)
アクションヤクザ・マフィア小説の映画化
新規登録(2010-10-16)【R&A】さん
タイトル情報更新(2018-06-05)【イニシャルK】さん
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監督加藤泰
キャスト江波杏子(女優)たつみのお藤
松方弘樹(男優)巽新二郎
天知茂(男優)島崎勇三
嵐寛寿郎(男優)加倉井仁助
渡辺文雄(男優)森戸五六
遠藤辰雄(男優)花田三郎
山本麟一(男優)大田原俊市
水島道太郎(男優)堀川伊之助
平沢彰(男優)志田完次
秋山勝俊(男優)大木松吉
松田利夫(男優)佐々山
有川正治(男優)雲井
大城泰(男優)鍋本
志賀勝(男優)メリケン辰
川谷拓三(男優)ゴンドラ常
任田順好(女優)君子
丸平峰子(女優)夏子
汐路章(男優)
中村錦司(男優)
村居京之輔(男優)
堀正夫(男優)
国一太郎(男優)
唐沢民賢(男優)
那須伸太朗(男優)
宮城幸生(男優)
木谷邦臣(男優)
原作藤原審爾「昭和おんな仁義」(実業之日本社刊)
脚本本田達男
鳥居元宏
音楽木下忠司
撮影古谷伸
企画俊藤浩滋
日下部五朗
配給東映
編集堀池幸三
録音野津裕男
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2.《ネタバレ》 加藤泰監督最後の東映作品となる任侠映画。主演は江波杏子というのが東映任侠映画では珍しいのだが、本作の企画意図としては時期的に藤純子引退後に新しい任侠映画のスター女優をというのがあったのだろう。どうかなあと思っていたのだが、江波杏子は大映で任侠映画のシリーズを持っていたらしく、そのせいか特に違和感はなく、良かったと思う。主人公・お藤が雨の中、標的を仕留める冒頭からいかにも加藤監督らしい演出で格調高く、ここだけでも印象に残るものとなっている。(この冒頭の雨とタイトルロールの汽車を見ると加藤泰の映画だなあとすごく感じられる。)物語としては夫(松方弘樹)を殺されたお藤の復讐劇で、夫 新二郎が殺されるまでのエピソードを前半に回想形式で描き、後半の復讐劇につなげるという二部構成になっているが、脚本としては前半部分が丁寧に描かれているのに対して後半部分がちょっと急ぎすぎに感じるのは尺の都合上仕方がないとはいえ、なにか物足りない感じがしたのが少し残念だったのだが、前半の松方弘樹も後半の天知茂もお藤と関わっていくドラマがみごたえあるものになっていてあまり退屈はしなかったのでもう30分ほど長ければもっと良かったかもとも思った。ところで、DVD特典映像の予告編を見ると「新シリーズ」とうたっていて、最初はシリーズ化を計画してたのがうかがえるのだが、2作目は作られることはなく、東映ヤクザ映画は翌年から任侠映画に代わって実録路線へ。そして加藤監督は次回作から松竹を中心に映画を手掛けるようになる。やっぱこの時期(70年代初頭)の東映の任侠映画を見るとそういう移り変わりの時期だったことを思わずにはいられない。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2017-09-09 23:58:54)(良:1票)
1.江波杏子があまり好きではなかったのだが映画が始まってすぐの雨の中の佇まいにいきなり惚れた。まあ映し方もうまいんだろう。雨は笠で江波を隠すために降っているのだろう。で、その顔が映されるときに一種の高揚が得られるようになっている。ついでというわけではないが、天知茂の病床の女房役の松平純子って人は全然知らなかったんだけど、惚れた。病床なのにあの艶っぽさといったら! 私が惚れっぽいわけじゃない。本作と同じく蒸気機関車を超間近ローアングルでとらえた画を持つ『花と龍 青雲篇・愛憎篇・怒濤篇』ではやはりそれまで意識することもなかった香山美子に惚れ、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』では怒った顔のアップばかりの桜町弘子に惚れたわけだから、たぶん加藤泰の仕業である。そんな凛とした江波に惚れるのは私ばかりではない。江波の一途で仁義に熱い生き様に惚れたことを証明する天知が発する「姐さん」という呼び方にゾクーーっとした。最後の一人に落とし前をつけるその場所に登場するシーンにゾクゾクーーっとした。そのかっこいい女が生まれるためには前半のみ出演の松方弘樹がどこまでもかっこいい男でなきゃいけないわけだが、そこは流石、風格が漂ってます。
R&Aさん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-27 17:06:16)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.20点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
600.00%
7240.00%
8120.00%
9120.00%
1000.00%

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