18.《ネタバレ》 オリジナルは映画館で鑑賞済です。 まぁ、しょうがないんですが、オリジナルの方が良いです。 残念だったのは襲うシーンが急に安いC級ホラー感がでてしまうので ここはなんとかしてほしかったです。 とはいえ、この映画はクロエが魅力を引き上げていて その面では成功しているのですが どう見ても男の子には見えない為、例の設定が使えないんだろうなぁ。 とか思ってました。 オリジナルからひさしぶりに見たせいもありますが 新鮮な気持ちで見れたので、これはこれで面白かったです。 しかし、プールのシーンは誰か生き残りがいないように見えましたが プールに招いたのは誰だったのでしょうか。 実は誰かいたのでしょうか。 あと、じいさんの手口が雑すぎて良く明るみにならなかったぁって思ったり。 6点にクロエの魅力を加点して7点で オリジナルもそうですが、献血ルームを作れば良いのにねぇって思ったり。 【シネマレビュー管理人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-25 16:20:55) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 "リメイク"としては良く出来ている。物語を主役二人に絞り、枝葉のエピソードをごっそり削除した贅肉のない構成。オーウェンがアビーと運命を共にする理由づけも境遇もオリジナルより明確で納得できるものになっている。だからこそ"たどたどしさ"が失われてしまったことで、オリジナルを超えられなかった。主演二人は熱演だが、計算されているが故にたどたどしい素朴さがリメイクには感じられない。また、議論されている、エリの"ある設定"がアビーにはなかったことになっているが、この映画には余計で必要なかっただけだ。変更点が多いのだから、いっそのこと、スウェーデンの芯の冷える寒さが再現できないなら、夏場を舞台にして更に差別化しても良かっただろう。それでも、『ぼくのエリ』と『モールス』はそれぞれの欠点を補い合うような形で完成された、リリカルなダークファンタジーであることに異論はない。 |
16.《ネタバレ》 なんかずっと「観たことあるようなシーンがあるなぁ」って思いながら見ていて、最後のほうでようやくあの作品のリメイクであることに気づきました。オリジナルのほうがやはり面白いと思いましたが、この作品も十分楽しめました。特にクロエさんはきれいですね。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-28 12:31:24) |
15.《ネタバレ》 冒頭から映像が奇麗で眼をひく。クラッシュシーンや踏切のシーンは強く印象に残った。CGは微妙なのと、刑事が一人で踏み込むことろと死体を地下室に隠しているのがマイナス。ちょっと残念。ラストは父親風の男と、少年が同じ道を歩むんだ~と感慨に浸った。 海外版の予告編は内容見せすぎ。絶対に先に見ない方がよい。 【まぁまぁ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-08-29 19:42:02) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 登場人物の名前や舞台となる街は変わってたけど、基本的なストーリーとか、設定とか、ほぼ瑞典版を踏襲した内容になってますね。 とは言うものの、作品の方向性はかなり改変されてます。 冒頭から刑事が熱心に捜査して事件性が強調されているし、悪魔崇拝とか、身元確認とか、共犯の有無とか、作品の根幹を成すような重要なキーワードを台詞で説明するという親切なガイド役になってくれてる。 瑞典版は何の説明もなく淡々と物語が進んで、徐々に謎が見えてくるという構成だったので、随分と印象が違っている。 妙なCGの動きとか、変身の描写とか、どうかと思うホラー演出もあったけど、切ない雰囲気とかは概ね再現されていたと思います。 あと、アビーがかなり女性的に描かれていて、2人の関係が恋人のようになってたので、現実的なラブストーリーの印象が強い。 瑞典版では中性的な不思議な雰囲気を漂わせていて、2人の関係も友達という印象だったので、ファンタジーに近い幻想的な味わいがあったように思う。 それから、天敵の猫が登場しなかったのもちょっと残念だった。 まあ、作品自体の好みで言うと、圧倒的に瑞典版の方に軍配を上げたいんですけど、クロエは大好きなので、これはこれでありがとうございました♪という気分です。 瑞典版みたいなアホな邦題を付けなかった点も評価します。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-07-08 13:15:19) |
13.子供の恋愛をシリアスに描くと必ず純愛になっていいよね。 あとはCGをもう少し改善してくれると見やすい 個人的には原題の「Let Me In」の意味を分かった上で観ないとこの映画は楽しめないと思う。 【amier】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-09 22:22:34) |
12.《ネタバレ》 良く出来たリメイクだと思います。オリジナルの印象が強烈で、二人の関係描写には微妙な違いを感じました。まずはオーウェンの心情表現です。プールでの出来事も、アビーと一生を共にする覚悟の動機としてはちょっと足りない。両親の顔を見せない孤独感の演出などで補完しようとしていますが、オリジナルにはヴァンパイアとの共棲に自分の存在意義を確認するような積極性がありました。なので、本作の電車のシーンは「ちょっとした旅行」くらいに見えました。一方、オリジナルでは不透明だったヴァンパイアの心情ですが、アビーからは不安と他者への依存心が強く感じ取れました。象徴的なシーンが「招かれない家に入る」と何が起こるかを実演するシーン。全身から血を滴らせるヴァンパイアが雨に濡れた捨て猫のようでした。アビーの表情が憐れを誘います。クロエちゃんファンとして、過剰に共感している可能性はありますが…。オリジナルと並べると、厳粛な重々しさが薄れた分だけ取っ付き易くなった印象です。ハリウッドらしいということか。ちなみにオリジナルは9点評価。それにしてもクロエちゃん、血まみれが似合ますわ。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-13 00:43:47) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 オリジナルは未見(と言うより、オリジナルがあることを知らなかった)。 バンパイアものという認識がないまま鑑賞したが、同じようなバンパイアと人間の恋をネタにした『エクリプス』なんぞより、ずっと面白い。ただし、アビーが人を襲うときの動きがぎこちなさ過ぎる。バンパイアといっても人型なんだからね。 エンディングでアビーとオーウェンがモールスでやりとりするシーンは、今後の二人を暗に物語っており良いシーンだね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-22 20:38:53) |
10.オリジナルは未見。陳腐なホラーになりがちなヴァンパイア伝説を社会問題の中に落としこみ、サスペンス要素に加えて心を締め付ける儚い愛情でまとめ上げたなかなかとっつきやすく陳腐さもないホラー映画としては完成度の高い作品。瞬間的なスリルを楽しむだけに終わらず、見終わったあとにさっぱりとした感慨が残り「見た価値はあった」と思うホラーとしては稀有の作品である。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-17 17:29:43) |
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9.《ネタバレ》 話がかなりわかりやすくなっていて 「ぼくのエリ」よりも個人的には高評価です。 「ぼくのエリ」のように性別不明な見た目ではなく 見た目が完全に女性なのも良い。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-19 05:57:30) |
8.《ネタバレ》 うまく言えないけど、雪の降る夜って異様に静かでしょ怖いくらいに、「ぼくのエリ」はそんな感じ。それに対して「モールス」は効果音などに演出を頼った感じ。その分ホラーぽく感じました。クロエもかわいかったけどバンパイヤに豹変するギャップが演出のひとつなら、それもホラー要素だ、全くいらない。 【かのっさ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-01-10 11:02:40) |
7.《ネタバレ》 オリジナル以前にあらすじすら読まずにレンタル鑑賞。映画全体の雰囲気はなんか綺麗。でも少女のヴァンパイア変身はミスマッチな気がした。もっと適した雰囲気の変身の仕方はがあるでしょうに。もったいないなぁ。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-01-10 04:32:38) |
6.《ネタバレ》 オリジナルの『ぼくのエリ』には満点をつけている。今回のリメイクも非常に楽しみにしていたし、おおまかなラインはオリジナルにほぼ忠実に作られている。ヒロインが『キック・アス』のクロエ・モレッツということで、美少女度も高い。しかし…何故だろう、オリジナルを観た時に感じた、胸を締め付けられるような切なさが、本作には決定的に欠けているのだ。よって、究極のラブストーリーとして10点評価だったオリジナルに比べ、リメイク版はよく出来たジュブナイル・ホラーという観点で、7点までしかつけられない。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-01-09 22:34:52) (良:1票) |
5.フィックスのロングショットにおいて突発的に生起するアクションの衝撃性を重視したトーマス・アルフレッドソン版に対し、リメイクとなるマット・リーヴス版は、踏み切り越しの警音や列車通過音や給油所内の喧騒といった環境音を前景に配置して後景の静的な惨劇を際立たせる趣向をそれに組み合わせている。 車のバック走行から転覆までを車内後部座席からのロングテイクで捉えるアクションシーンの1ショット性なども、2008年版のアクション演出を踏まえつつハリウッド的な派手さを加味したものといえるだろう。 バスルームのドア向こう、あるいはプールの水面上で進行する殺戮を見せない趣向の踏襲が有効に機能しているのは当然として、一方で超人的なアクションを視覚効果で見せてしまうショットは驚きも緊張も生まないのが残念だ。 白い吐息、窓ガラスへの人物の反映、犬・猫の用い方など、細部の豊かさもやはり2008年版に軍配が上がる。 怪奇幻想ムードの中に差し挟まれたレーガンの「Evil Empire Speech」(1983)は現実的で異質なアクセントとしてさりげなくも面白い。 時代性と共に、コミュニケーションの主題をも暗に仄めかしているようだ。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-17 23:04:39) |
4.《ネタバレ》 実は全くの予備知識なしで鑑賞。リメイク版であることも知らずオリジナルも未見(それが吉だったようで) 当初はサスペンスものか悪魔系かと思いましたので意外性がありました。 アパートに引っ越してきた時、少女が男性の前を歩いているとこで、少女に支配権があると気づくべきでした。 全体的にもの悲しさが漂っていて、それが雪に閉ざされた世界とマッチしていました。 少女も少年も「誰にも必要とされていない」孤独を抱えている。 二人は共にあることで孤独から解放されるが、その未来は絶望的。 今、二人を結びつけているものは「恋と友情」かもしれないが、根っこは依存関係なので、いつか破綻する。 少女は少年が歳をとる事に、少年は少女が歳をとらない事に孤独を感じるようになっていくだろう。 しかし、他に行き場のない二人。絶望的な閉鎖感。 希望があるとすれば、少年がある程度大人になった時に、少女と同じになる可能性がある事でしょうか。かといって二人の孤独が癒されるのかは分かりませんが… ふと思ったのですが、少年の両親が画面に出ないのは、その両親の少年に対する「関心度」を表しているのかも。 【果月】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-27 14:21:29) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 オリジナル未見という、ちょっと不勉強な状態で触れる事になりましたが、良い作品だったと思います。ホラー映画としての恐怖と、切ない淡い恋の物語とが、抑制されたタッチの中で程よくマッチしていて。決して悪趣味に走り過ぎず、少年が出会う事になる正義と悪、美と醜、愛と憎悪の価値観の相対的な揺らぎをじんわりと描いています。パナビジョンレンズが生み出す青い横線なレンズフレアを強調する70年代風な画面(舞台設定は80年代ですが)と、クラシカルなホラー音楽(美しくも物悲しいメロディとダンダン!と打ち付けるショッキングなサウンド)がマイケル・ジアッキノの作という事で『スーパーエイト』とイメージがかなり被っていて、エイブラムスファミリー、懐古主義に走りまくりという印象が無きにしもあらずですが、同時代に思い入れのある身としては素直に受け入れてしまう訳で。ただ、突如として発動するCG丸出しのメタモルフォーゼポイント、アレが「笑わせたいのか?」というくらいに雑にシャカシャカ動くシロモノで、あそこでいちいち興を削がれてしまったのが残念です。アレは現代に作られた映画としての烙印として存在しているとでも言うのでしょうか? あれらは別にカメラの視点を逸らしても良いくらいの映像だったと思うのですが。全編を貫く、中性的な二人の醸し出す退廃的な儚い美しさの中にあって、アレだけは特異過ぎてしまって。時代を意識してまで作品に求められた純化に濁りを与えてしまったのが時代性だったというのは皮肉な話ではあります。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-16 20:25:57) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 原作は未読。映画版の「ぼくのエリ」は鑑賞済み。どうしても「ぼくのエリ」との比較になる。 「ぼくのエリ」は良くも悪くも荒削りな映画だった。CGや特殊効果はほとんど使わず、ただ役者の演技力だけで勝負していた。この作品は効果的にそれらの技術を使用することで、オリジナルに現実味を与え、観やすい作品に仕上がっている。さらに監督は、舞台をアメリカに移し、意欲的に当時の時代背景(共和党レーガン政権における二極思考の強まり)を作品に付加して、どちらかというとはっきりとした「テーマ」を持たなかった原作にバックボーンを与えようとしている。そのチャレンジ精神は評価したい。しかしながら、この作品が原作に比べて優れていたかというと私の答えはノーである。 私はこのお話の魅力は子供の人格が孕む不安定さや二面性にあると思う。その点についても、本作品は明確に意識しており、オーウェンは「弱虫!」ではなく「この女の子野郎め!」と言いながら、立ち木をナイフで傷つける。つまり、彼は自分をいじめるケニーたちに復讐したいと思いながらも、女の子のように見える自分自身をも傷つけているのである。この映画は、善悪二元論的な世界観が支配的である時代背景との対比で、自分を全面的に肯定することができない主人公の意識を浮き彫りにしようとしており、そのテーマ自体はオリジナルに対して分かりやすくなっている。 しかしながら、この作品はこのテーマをはっきりさせようという点に腐心しすぎたがために、子供の持つ魅力を映しそこねてしまっている。マクフィーとモレッツ、主役二人の演技力は確かであり、その堂々とした演技はこの作品のテーマをしっかり伝えられた上での演技だろうなと安心感を持って観ていられるものだ。だが、その代償として、オリジナル作品の二人がもつ儚さや頼りなさは損なわれた。そこにあった頼りなさは本人達が意図したものではなかったのかもしれないが、結果的に、オリジナルでは彼らの演技の頼りなさが役柄上の頼りなさと見事にシンクロしていたのである。その巧まざる一致が原作を傑作にしたと私は感じている。それゆえに、ハリウッド的に上手にまとめたこの作品も私は好きだが、やはりオリジナルには及ばないと感じるのである。 ところで、オーウェンが生きていれば、現在は40代。どこでどのように血液を確保しているのだろうか。観終わって、ふっとそんなことを考えた。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 13:47:30) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 良く出来たリメイクだと思う。 ただ、綺麗にまとまり過ぎている感は有るので、原作・オリジナルの映画に対し何らかの思い入れが有る人は不満かも知れない。 もしこれから本作を観ようという方がいらっしゃるなら、原作・オリジナルの映画に関する情報は一切入手しないで鑑賞する事を強くお奨め致します。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 11:33:37) |