1.《ネタバレ》 「嘘」はコメディーの強力なアイテムだなぁと改めて思いますね。最初にとんでもないウソをついてしまった主人公が、バレないために嘘に嘘を重ねてドロ沼にハマっていく・・・というのは、まぁ定番。あとは、役者陣のノリで魅せてくれればそれなりに面白い映画になる訳で、こちらの作品もアダム・サンドラーにジェニファー・アニストン、そしてまさかのニコール・キッドマンという布陣で笑かしてくれます。あ、お子たちも上手でした。
内容はホントにくだらないけど、人の良さだけが魅力のジェニアニがハマリ役で、もう、この「定番」な感じがなんとも気持ち良かった。そしてそして、平凡なコメディーに彩りを添えてくれたニコール・キッドマンには拍手パチパチ。鼻持ちならないイヤな女をがっつりと濃いめに演じててアッパレです。彼女はきっと素がこんなじゃないかと思うけど、カモフラージュのつもりで敢えてこの役を引き受けたのと違いますかね。ラストで「ホントはわりとイイ人」になっちゃうのは、脚本書き変えさせたのと違いますかね。(勝手な憶測)
アダム・サンドラーはヘンにキャラ作るより普通の役の方が味があります。それこそ人の良さが滲み出て、なかなかにエモーショナルな演技をする。その意味で、この作品は見やすかった。個人的にウケたのはビリー・ジョエルの歌真似シーン。上手い!
コメディー好きな人には安心してお薦めできます!