2.《ネタバレ》 開始20分くらいで『ヘッドハンター』感はほとんど無くなってしまいましたね。中盤からは逃亡ハプニングアクションといった風。一昔前にこんなハリウッド映画あったような…という既視感を少し覚えました。逃げても逃げても追いつめられる緊張感とか、ジェットコースターのように息をつかせない展開は単純に面白かったです。
ただ、クラスのロジャーに対する執念はどこから出てくるんでしょうね。浮気相手の旦那に発信機をつけるだけならまだしも、彼の移動先まで常に付け回し、時には犬をけしかけ、トラックを盗んでそれで同乗してる警官ごとパトカーを崖から落としたり、ロジャーの不倫相手にまで手をまわす周到ぶり。そこまでしてダイアナが欲しかったということだろうか。物語も結局ダイアナはクラスを罠にはめ、ロジャーとダイアナが互いの愛を確認できてそれでチャンチャンって感じですしね。
粗を探せばいろいろ突っ込みたくなるところはあるんだと思いますが、頭を空っぽにした状態ならけっこう楽しめる映画だと思います。逃亡アクション部分はなかなか面白いですよ。