9.『日曜洋画劇場』で良く放映されていたというイメージがあります。イーストウッドの映画って、ホントこの枠で頻繁に放映されてましたよね。淀川さんが余程お好きだったのか、イーストウッドものはよっぽど視聴率を稼げていたのか。しかしこの映画に関しては、軽佻浮薄なJ・ブリッジスの方が役得で目立ってました。この脚本なら読めばそうなるはずで、敢えて若者に花を持たせた的イーストウッドの懐の深さにも感服。日曜日の夜、明日から始まる学校への憂鬱な気分を紛らわせてくれたこの番組そのものにも改めて感謝。両親に守られ育った少年時代の懐かしい日常は、遥か遠い昔の事となりました。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-01-06 20:32:12) |
8.《ネタバレ》 中学生のとき、劇場でリアルタイムで観ましたが(「お不潔ハリー」もリアルタイム)、てっきり機関砲をぶっ放しまくるハードなバイオレンス・アクションものだと思っていた私は、正直あまり楽しめませんでした。しかし、先日、NHKBSのプレミアムシネマで約40年ぶりに観ましたら、味わい深い佳作として鑑賞できたのであります。江戸時代における男子の平均寿命を超えた今、人間の機微がわかるようになったからでしょうか。ただ、下の方の書き込みで登場人物の認識を間違っている方がいらっしゃたので、大変僭越ですが、その間違いを指摘させていただきたいと思います。冒頭、教会で東森を襲撃したのは、レッド(「人間の証明」や「復活の日」等、角川さんのビッグ・バジェット・フィルムにも出演していた演技派巨漢俳優)ではなく、Roy Jenson氏扮するダンロップ(昔の強盗仲間)ですよ。レッドと同じような服装(黒いスーツと白ワイシャツに赤いネクタイ)をしていたので、間違いやすいですが、レッドが登場するのは、中盤あたし、ジュリエット嬢のお父っつぁんと一緒のときが最初です。 【大通り・ヘップバーン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-04 14:24:24) |
7.《ネタバレ》 良く“ひとつも無駄のない映画”という褒め言葉がありますが、さしずめこの映画はまさに無駄だらけの展開。でも妙な「間」がある演出が良くて、バディ・ムーヴィーとしては最上級の出来栄えです。この「間」はなんだろうと考えてみると、どうも語り口が西部劇のリズムなんですよね。たしかにいくら田舎の信用金庫とは言え、一度使った手口で二度も強盗に入るなんて西部劇そのものです。つまりこの脚本は時代設定を変えればそのまんま西部劇になるんですよ。思うにジェフ・ブリッジスほど西部劇に出てくるキャラが似合う俳優はそういないんですが、彼のフィルモグラフィーには『天国の門』と遥か後年の『トゥルー・グリッド』しか西部劇がないんです。イーストウッドとほんとの西部劇で共演してたら素晴らしいコンビネーションだったでしょうね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-16 23:12:40) |
6.《ネタバレ》 ジェフブリッジスが若い!生意気な青年役に見事な配役。クリントイーストウッドがしぶい!どんな時も落ちついている、便りになるおじさん。ジョンケネディが憎憎しい!ラストでやはり裏切ってくれて。最後?お金を隠していた場所がみつかり、大逆転!これはハッピーエンドというべきか?でもジョンケネディにボコボコニされた時、首を蹴られたからか、ジェフが死んでしまう。やはり、これもニューシネマの一つでバッドエンドというべきなんだろうなぁ。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-08-18 10:30:01) |
5.このニューシネマテイストの映画がチミノの長編デビュー作というのは意外な感じもするのだが、時代に取り残された男たちのどうしようもなさ、そんな切なさ漂う男性映画ってところで納得。顔だけで映画になっちゃうからしゃべる必要が無い苦みばしった顔をしたクリント・イーストウッドと、まるでイーストウッドの取巻きのようにまとわりつく憎めないやんちゃくれのジェフ・ブリッジス。プラスとマイナス。陰と陽。この二人のキャラクターを作り上げた時点で半分成功。演技しないイーストウッドとの名コンビ役をこなしたブリッジスの名演技で残りの半分ゲット。さらにジョージ・ケネディがいい味出してる。銀行強盗をするための資金を稼ぐのにバイトしてるのがなんとも微笑ましく、そのまま地道にバイトしてればいいのに、なんだけどできないジョージ・ケネディが面白い。たしかに見所が散漫な印象もあるんだけど、見所が満載でもあります。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-23 15:56:11) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 むかし試写会で、その後テレビで二度鑑賞しました。公開時の宣伝は、ギャングのドンパチもの扱いでした。これは看板に偽りありの誠にインチキ予告編で、キャノン砲で人を撃ちまくるのかと期待させておいて、そりゃないぜ、といった感じです。過剰な宣伝は作品評価を危うくするものです。しかし、見るたびに自分の中ではこの作品に対する評価が上がりました。観賞後にちょっとせつなさを感じさせる佳作ですね。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 7点(2006-12-30 20:55:19) |
3.個人的にとても好きな作品、C・イーストウッドの魅力とJ・ブリッジスの魅力が絶妙なブレンドです、最近の形だけの競演ってものが薄っぺらく感じますね。 【眼力王】さん 7点(2003-01-14 02:01:28) |
2.これってアクション映画というより、コメディ色の方が強いよね?僕としてはヒッチハイクで二人を乗せたイカれた運転手がすごくウケたね。それと、娘さんがやってる時に銃もって入ってくるところもウケた。やっぱりライトフットが死んでしまうことでラストは切ない、なんともいえない余韻で終わるがためにいい映画にしてるってのはあるけど、どうしてライトフットが死んでしまったのかがいまいちわからなかった。でも楽しい作品ではありました。 【あろえりーな】さん 7点(2002-07-08 22:53:09) |
1.ジェフ・ブリッジスが若いよね。「The Big Lebowski」じゃあんなアホオヤジ役(Dude)だけど、どっちもはまり役。クリント・イーストウッドも渋いし、ほんとカッコイイの一言!。 【キャリオカ】さん 7点(2002-03-29 18:36:38) |