11.《ネタバレ》 良き時代を感じるB級スプラッター映画の傑作。
最初の地下鉄の荒廃した雰囲気がスーパーファミコンのファイナルファイトみたいで良い。
B級なのでショボイところもある。
しかしつくりに気合を感じる。スプラッター映画ファンに高い人気を得ていることは見て分かる内容だ。
劇場にいる人間のキャラクターがアホらしくて素敵だ。
とくに最高なのは盲目のオッサン。某名作映画みたいだけど、こっちは何のドラマもないのでなんでいるのか分からないところが面白い。
女主人公はなかなかの美女だった。
モンスターにやたら迫力がある。デスボイスが最高。
エクソシストみたいな緑色の液体を吐きだして汚いグチャドロスプラッタ満開。
レトロなメタルの音楽がカッコいい!
思い出すのはメタルのライブ。劇場で跳ねたり舞ったりするゾンビどもとメタルのサウンドの融合は
メタルのライブを体感しているようでモッシュを思い出す。
メタル好きは見るべし!
なにより劇場が悪魔に取りつかれているようなところが気に入った。
最初に見たときこそショボイと思ったが幾度か見るたびに魅力が増す。
入口が塗り固められていたり、マスクの男の存在など妙に謎なところが癖になる。
劇場の雰囲気も変な像とかがあって奇妙だ。
噛めば噛むほど味がでるスルメ映画だ。