1.《ネタバレ》 驚きはあった 手放しで喜びたいが手放しでは喜べないジレンマの映画 とにかく絵は凄い 技術的にはピクサーに並んでしまったんじゃない?と初めて感じさせた一作 あとは脚本か、がんばれ福井 しかしご都合主義のかたまりのような映画なので、そこにこだわる人達は微塵も共感出来ないストーリーになっている 冒頭、アルカディア号にリクルートされるために、切り立った岩山を命がけでよじ上る連中にどうしようもなく違和感を感じる 以降、不死身のハーロックとか、無敵すぎるアルカディア号とか、かなりの人達には許し難い展開が続くが、余りにも沢山有り過ぎるので私的にはもう何でもオーケーな気持ちになってくる とにかく大事なのは松本零士の世界観がちゃんと継承されているということだ アルカディア号の乗員達のキャラクターも立っている なによりも許し難い程無敵なアルカディア号は最高にカッコいい アルカディア号のドクロ、頭カタすぎ、ヤマトの波動砲並みの威力だ 無数の砲塔が歯車で縦横無尽に動く様は松本零士の初期の機械式腕時計を基本にしたデザインを継承していてなかなかいい ストーリーも戦艦の艦隊戦をメインに、ヤマトのような展開で見慣れた安心感がある でも、だったらハーロックじゃなくてヤマトでいいだろって皆思ったんじゃないかな しかしエンディングはなぁ あれはどうなの? ありなの? うーんまぁいいか(笑)