6.ここで描かれていた家庭の問題、自分にもけっこう身近に感じられる出来事が多くて、ひき込まれた。家の中で疎遠な親子とか、周りの人間(特に大人)がすべて下らなく見える子どもとか。アメリカって70年代がこんな家庭風景だったのかな…。最初、すごく暗くて重そうな映画だと思ったけど、出来事が淡々と描かれていてさらっと見られた。シガニー・ウィーバーが、実際に身近にいる友達のお母さんていう雰囲気があってハマってました。思春期で反抗期で笑顔を見せない子どもたちも本当に近づきがたいようなリアリティがあった。トビー・マグワイアの役だけは、特に屈折しているワケでも陰湿さもなくて、ごく普通のむしろ純情な少年で、この物語の引き締め役というふうに思えた。豪華キャストの子役陣のいっぷう変わった一面を見られた感じです。この映画、地味で暗いけど何かとても静かに印象に残ってます。アイス・ストームの景色、神秘的で綺麗で不気味でもあったな~。 |
5.話に起伏が無いなー、嫌いな人は徹底的にきらいだろうなー、登場人物に笑顔が全くないしー、落ち込むよなー、とネガティブなことばかりを考えながらも、ひきつけられて見てしまった作品。見終わった後の乾いた空気と空虚感が、実は心地よい。アメリカのこの時代を描いた作品となると、ふつう、型にはまった音楽とファッションとライフスタイルがこれでもかとアピールされるのだけど、これは違う。ロックが爆音で流れない70年代ムービーなんて初めて!と思わせる劇中音楽は、大いにアジアな趣き。なるほどね、アン・リー。 【中山家】さん 7点(2004-08-31 08:37:04) |
4.いま売れっ子の若き俳優たちの青田買い的作品。ケビンとシガニー食われまくってます。地味だけど考えさせられる。 【mimi】さん 7点(2003-11-16 21:13:12) |
3.トビー・マグワイア、イライジャ・ウッド、クリスティーナ・リッチ・・・。この3人が見れたから満足。 【パキサン】さん 7点(2003-08-05 01:34:25) |
2.70年代の家族の親世代の物質的豊かさと孤独さ、子世代の冷めた世界観と直感的な自己表現がとてもよく表現されていた。豪華キャストのわりに地味だけど、それがまたいい!「アメリカンビューティー」よりもずっと好き。背景の冬と内面の対比は「ウィンター・ゲスト」と対照的だなと思った。 【mimiうさぎ】さん 7点(2002-10-26 04:28:10) |
1.少しずつ崩壊してゆく家族を描く内容は今更、派手さに欠けるけど、それでもこのキャストはもう一度観たくなる。映像も冷たくタイトルがぴったしくる。クリスティーナファンはたくさんいるのに観ている人が少ないのは何故?ちょっとドッキってする台詞もあるし、まあ、そんなところが彼女の魅力なんだろうけどね。 【あまぬま】さん 7点(2001-06-18 23:06:42) |