1.《ネタバレ》 『マッドランド』の副題。その名もズバリでしたか。
『狂人村』。次から次によく考えるなぁ。
これ人狼側が有利すぎて、ゲームにならなくない?
・・・と、しばらく頭が混乱。
でもよくよく考えると狂人は村人側としてカウントされるから、人狼側の勝利条件は『人狼1人、狂人1人』もしくは『人狼1人、預言者もしくは用心棒のどちらか1人』の組み合わせしかないわけです。人狼は人狼で1人しかいないというのは、なかなか厳しい勝利条件かもしれないですね。
また、狂人も人狼を勝たせないといけないわけですが、最後に生き残れる狂人は1人だけなので、狂人同士で潰しあう必要があります。そうなってくると、思っていたほど人狼側圧倒的有利ってわけでもないのかな・・・。
いつもとは全く違って、人狼をあぶりだすのではなく、自分が人狼であることを証明しなければならないってのは、結構面白い試みだと思います。その設定が映画の面白さにつながっているかどうかは微妙ですが、少なくともいつもとは違う心理戦や駆け引きを見ることができました。
正直最初は狂人村のシチュエーションとルールが意味不明すぎて、これはもうクソ回だと思ったものです。
ただ主役以外の役職を伏せたこと。庄司も彩乃も人狼ではないことがわかったあたりから、俄然面白くなってきます。
そして今作は主役が初の用心棒。
そしてなんと言っても、まさかの主役デッド。
主人公のドアが開いたときの衝撃はなかなかでしたよ。
結果として、今までとは違う路線の人狼ゲームを楽しむことができました。
『プリズンブレイク』が一番好きなのは変わらないけど、これはこれで良かったと思います。