2.《ネタバレ》 ガンアクションと作風が良かったので【7点】
スティーヴン・キングの原作は未読です。
現実(地球)と平行異世界の話だとは思うが、いかんせんいろいろ説明を多くしても退屈になるだろうし、一般的に理解を得ること事が
できるかどうかも疑問なので本作の様に浅くなんとく悪を倒すべきという流れになるのは仕方ないと思う。私も当然意味は良くわから
ないというか異世界の黒衣の男は何故ダークタワーを破壊して地球を滅ぼす必要があったのか理解できなかった。またダークタワーが
地球と異世界にとって何の役割を果たしているのかもわからなかったが、異世界が地球のなん百年後かの世界であるかのような描写は
出てきた。本来なら荒廃の進んだ異世界を残すよりも、地球を乗っ取った方が良かったように思うし、実際現実の地球人の中にかなり
の数の異世界人が侵入してるようでもあった。
また、違和感を上げるときりが無いが黒衣の男側のスタッフが普通の青年だったり、ダークタワーを破壊するのに子どもの特殊能力が
必要なのもなんでやろ?と感じた。
とはいえ作品全体のカラーは良かった。少年と大人が協力する映画の王道でもあった。
そして何よりもイドリス・エルバ(ガンスリンガー)のガンアクションが秀逸。リロードが格好よすぎ。このシーンだけでも見る価値が
あった。単なるガンアクションだがまだまだ映像表現の可能性を感じさせる美しい描写だったともう。
「我は手で撃たぬ 我は気で撃つ」なんて宮本武蔵みたいでしょ。