サスペリア(2018)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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サスペリア(2018)

[サスペリア]
Suspiria
2018年上映時間:152分
平均点:4.71 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-01-25)
ホラー学園ものリメイク
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監督ルカ・グァダニーノ
キャストダコタ・ジョンソン(女優)スージー
ティルダ・スウィントン(女優)マダム・ブラン
ミア・ゴス(女優)サラ
クロエ・グレース・モレッツ(女優)パトリシア
ジェシカ・ハーパー(女優)アンケ
アンゲラ・ヴィンクラー(女優)タナー
イングリット・カーフェン(女優)ヴェンデガスト
嶋村侑スージー(日本語吹き替え版)
山像かおりマダム・ブラン(日本語吹き替え版)
岡本茉利タナー(日本語吹き替え版)
佐々木睦(日本語吹き替え版)
脚本ダリオ・アルジェント(オリジナル脚本)
音楽トム・ヨーク
配給ギャガ
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3.オリジナル版「サスペリア」は大好きです。

そのリメイク版との噂が出始め、製作が決まった頃から期待してた本作。
再構築って噂だけは知っていたものの、アルジェントと同じイタリア人監督だけど、
この監督のフィルモグラフィー見ると逆に不安でした。

案の定的中。この監督さんの毛色とも言うべきか、時代背景や筋立てをしっかり見せるのは
良いと思うけど、ホラーというジャンル映画としては、長い。
映像も綺麗で色々ショッキングなシーンもあるけど、総合的に見てイマイチかな〜って印象。
ただ、クライマックスの粛清は驚いたし、割と好みのどんでん返しでしたね。

あとやっぱりティルダスウィントンって、凄い。
吸血鬼や魔法使いやら、人外なる役柄が似合う。
シネマブルクさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-07-12 22:32:06)
2.《ネタバレ》 前作が大好きな人間の感想ですが、サスペリアというものを、美しくもおぞましいものをとことん突き詰めて描く(他は知らない)作品という認識で観ており、前作でそれは大体成し遂げられてしまってもうこれは覆しようがないな、というところにリメイク……再構成の作品を作っても生半可なものでは劣化コピーにしかならないであろうところで、

主人公を赤毛にする

というアイデアですべてを持っていく力技で、わりと面白く見られました。
少なくともインパクトだけで言えばこれ以上のものは今年はもう観られないかも、という感覚です。

最初の惨殺のエグい場面が、前作の痛いけど美しいものと比べると、グロくて吐きそうなのは、インパクトは素晴らしく、あまり目に慣れてないモダンバレエとおどろおどろしい現代音楽風音楽で描くのもアイデアとして悪くはないと思い、最後のクライマックスでどこまで見るもおぞましい耐え難いものが現れるのかとワクワクした。

しかし終わってみると一番インパクトがあって恐ろしかったのは最初のあの場面だったというので、ちょっと肩透かしを食らわせられてしまいました。最後はあの何倍ものすごいものを見せていただきたかった。

ただ、現代芸術的なものをおぞましい恐ろしいものの象徴として使うセンスが100年前くらいのすごい古めかしいカビの生えたようなセンスで安直ではないか、というのがあってそこは何とかならんものか、というのと、あと魔女集団が成立する説得力として、第2次大戦~1970年代くらいの時代背景を持ってくるのは、悪くないと思うんですけど、見せ方のバランスに問題があってそれが上映時間の長さに直結してしまっており、前作と同じく90分程度にまとめられなかったものかと。デビット・リンチのおどろおどろしい系でも同じような時代背景っぽいものを匂わせることがあって好きなんですけど、そういうのはチラッと見せて、マニアが調べてみたら実はしっかりとした考証があった……とかいう程度のバランスが良いかと思いますが、本作では見せすぎかなあという印象でした。

エンドが前作と反転してることについては、主人公が赤毛になった時点でもう納得なので個人的に全然OKで、そっちを行くならスージーとマダム・ブランの絡みをもっとやってよ! という物足りなさはありました。

そんな感じです。
simさん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-09 14:45:35)(良:1票)
1.《ネタバレ》 アルジェント魔女三部作での三人の母の設定も変わってるし原案を拝借しただけの別物なのでリメイクというより再構築版というところかな。宣伝の赤い紐の衣装を装着しワケのわからないポーズをとっていたお姉ちゃん達の写真を見たときはヤバい気配しか感じませんでしたがなかなか面白かったです。お姉ちゃん達は暗黒舞踏集団にしか見えなかったらまんまサバトのような儀式を行っていて、それを指導している先生達は古から活動していた魔女だった、と。その儀式に使う若い女性を生け贄に自らの延命をしていた老害ボス魔女マザー・マルコスと新たな道を模索している(見た目)中年魔女マダム・ブランとそれ与する連中が蔓延っている巣窟。そこにダンスのオーディションを受ける体でやってきていたのが実は強力な魔女であり三人の母の一人嘆きの母サスピリオルムの器になっていたスージー。彼女が悪さをしていた魔女たちを粛正するために単身乗り込んできて文字通り血祭りに上げるお話。 精神科に逃げ込む生け贄にされそうな生徒と学校の不審ぶりに気がつく精神科医からはじまり順序立ててしっかりと構成してあるし、終盤の見せ場ではスージーを生け贄とし器にするつもりだった老害魔女たちの慌てぶりや、その血祭りの後を掃除している絵面が面白かったけど、いかんせん152分は長すぎるかな。毎日豪快に笑い飲み食いしタバコを吹かし男を弄ぶなどパワフルに生きている魔女オババたちは悪く無いけど、情緒的なシーンやダンスがクドいのでそこらへんカットすればスピード感も出て見やすくなる気がする。 1977年のベルリンが舞台で日常的にテロが起こり目の前にはベルリンの壁とまだナチスやホロコーストの残り香を感じさせる作り。それに妻を追い求める心理学者のおじいちゃんや迫害された人々と消えていった魔女と重ね合わせていて興味深かったです。罪悪感にさいなまれたお爺ちゃんの記憶を消し慰め励ましたサスピリオルムは女神様のようだったな。彼女や粛正を免れた魔女たちはあの後どうなったんだろう。 しかし、一番驚いたのが精神科医のおじいちゃんを演じたルッツ・エバースドルフ。観るまでネタバレや宣伝記事なんかは見ないようにしていたので鑑賞後にニュースを読んでいてビックリしましたわ。上手いなと思っていたら特殊メイクを施したティルダ・スウィントンだったとね。まさに魔女。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-26 19:17:55)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 4.71点
000.00%
117.14%
200.00%
3214.29%
4321.43%
5428.57%
617.14%
7321.43%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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